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そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!

部屋を整理してたら、懐かしい本が出てきました。

斎藤孝さん若い

斎藤孝著「そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!」です。

むかーしむかし、私が小学生の時に親からプレゼントで貰った本です。しかし、当時から本を読むのが好きでなかった私はロクに読んだことがありませんでした。

20年弱の時を経て、再び私の前に現れたこの本。これも何かの縁かもしれないと思い、手にとって読んでみました。

小学生が読めるように出来ているため、漢字にふりがながついていたり、難しい表現が殆どないのですらすら読めます。

ただ、内容が深い。

中学生でも、高校生でも、大学生でも、大人でも十分読む価値がある本だと思いました。

特に、友人関係等で悩んでいる人はこの本を読むと勇気を貰えるかもしれません。

どんな内容か私なりに2つの項目でザックリまとめてみました。


1.単独者であることを誇りに思おう
グループワークってありますよね。例えば、3人でグループ組んでって感じで先生から言われたことは誰でもあると思います。

ただ、これが中々できない。 (私もこういう類苦手でした)

2人組はできるのにそれがいくつもできて、3人組はできない。この場合どこかの組が別れて、新しい組にそれぞれ入らないと作れません。

なんでこんなことが起こるか。

それは、その組んでる子と一緒ありきで行動しているから。この本ではそれを「友だちがいないと不安だ症候群」と表現しています。こんな病気は実際ありませんが、友達が近くにいないと自分で判断や行動が出来ない人のことを指しています。

これを患うといわゆる「つるみ」の関係が生まれるわけです。何をするのも、サボるのも一緒。学生時代に限らず、大人社会でもあるあるなのではないでしょうか。

現代ではこういったものの延長線上に、インスタやツイッターなどSNSの過剰な承認欲求とかに繋がっているんじゃないかなとも思いました。

単独者は寂しいかもしれません。特に小、中、高校時代とかはクラスという狭いコミュニティーで過ごさなきゃいけないので、後ろ指をさされたり、最悪いじめの対象になってしまう可能性もあります。

しかし、逆を考えればそういう人たちは低レベルな人間なんだと、関わるに値しない人間なんだと割り切ることも大事です。もちろんいじめにあったら両親や先生に即相談です。

単独者は自ら考え、行動できることを誇っていいのです。


2.本当の友達は「本気」と「信頼」
本の中で、本当の友達とは「互いにぶつかり、言い合える中」と表しています。要は遠慮しない間柄が大事ということです。遠慮しないということは、表裏がないということでもあります。

本音を相手の真正面で言えるって「つるみ」の関係だとできないことですよね。関係を壊したくないから遠慮の心理が働きます。

前の投稿で、私の友達は五本の指で数えられるほどしかいないと書きましたが、この友人の共通点として学生時代や仕事をしている時、「特に苦楽を共にした関係」だということです。たまにケンカすることもありましたが、結果的にそれは良かったことなのかもしれません。

連絡を頻繁にしているわけでもないのですが、お互いに友情が今でもあると感じています。


最後に
つらつらと書いてきましたが、結局友達って人数じゃないってことなんですよね。多いから偉いとかそんなことありません。この本を読んで改めて励まされた気持ちになりました。昔の本なので探すのは難しいかもしれませんが、興味ある方は図書館などで見かけたら是非読んでみてください。


本日も読んで頂きありがとうございました。



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