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倉敷水島「臨鉄ガーデン」インターン録

私が在学している「都市経営プロフェッショナルスクール」の大先輩・三宅香織さんがプロデュースするナイトマーケット『臨鉄ガーデン』にインターンさせてもらいました!今回のnoteはその内容をレポートします。

臨鉄ガーデンは決して大規模なマーケットではないです。でも、開始時刻が近づくにつれて続々と集まる人、人、人。めっちゃ盛り上がる!

開始まもなくでこの人出
ピーク時の行列

●臨鉄ガーデンてどんなマーケット?

倉敷市内を走る水島臨海鉄道(通称「臨鉄」)栄駅高架下と水島東栄町第一公園を拠点にしたナイトマーケットで、およそ2ヶ月に一回、16時から21時(又は20時)までの時間帯で開催されます。

今回の第21回から駅前広場と公園を縦断する道路を閉鎖し、道路空間も活用することで、より安全に楽しめるマーケットに進化してます。

道路でくつろぐ特別感!


企画は「水島家守舎NAdia」。三宅さんが志を同じくする仲間と立ち上げた、まちづくりグループです。

臨鉄ガーデンをはじめた当初は3店舗出店し来場者は50人だったといいます。それが、今や20店舗近く、1,000人をゆうに超える来場者があるそうです。

その戦略は、「補助金に依存しない」「地元のコンテンツにこだわる」「安売りなしでブランディング」「メディアを活用する」。

特筆すべきは、このルールを徹底しているところ。これを理解して守れる店舗としか組まないことをずっと続けているのだそう。

そんな臨鉄ガーデンが何を目指しているのか。決してその場限りのお祭りを演出しているだけではないのです。

公式ホームページにもありますが、このナイトマーケットを行うことで、水島エリアの価値を高めることを目的としていて、そのために「水島における新しいライフスタイルのイメージを示す」ことを社会実験として実践しているのです。

●インターンで何を得た?

インターンで学んだことをいくつか記録おきます。

①目的を明確にすべし
何のためにマーケットをやるのか。それをやることで何を実現しようとしているのか。これを明確にする必要がある。これが不明確だと途中で方向性を見失ったとき、迷ったときに立ち返る原点がなくなってしまい、結果的に意味のない活動をすることになりかねない。

② デザインとブランディングを大切にすべし
見た目のデザインも重要だが、むしろどんなコンセプトでやるのかがもっと重要である。そして、出店者が持続的に出店できるよう、相応の価格を保つ(安売りさせない)ことでブランドを維持し、「儲かる」ようにコントロールすることでマーケット自体の持続可能性を高める。

③同志を得るべし
ひとりでは何事もなし得ることが難しい。やはり仲間が必要である。ただし、なんとなく息の合った仲良し集団では物事は継続しない。「志」をしっかり理解し合える「同志」を得ることがプロジェクトを進める大きな要素である。

3つほど挙げてみましたが、これらはマーケットやマルシェをやるときのみならず、さまざまな活動をやっていくときに共通するキーポイントではないでしょうか。

今回、臨鉄ガーデンにインターンさせてもらい、ナイトマーケットの魅力にすっかりハマってしまいました。

ただ、それと同時に安易な考えで覚悟なく務まるものではないこともよくわかりました。自分のまちでもやる必要があるのか、何を目的にやるのか、継続してやれるのか、しっかりと考えてみたいです。

とってもお忙しいなか、インターンを受け入れてきださった三宅さん、本当にありがとうございました!めっちゃ楽しかったです!

やっぱり人と人のつながりが大事ですね

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