高校野球は、野球からはみ出している。
東大生2人の母コーチが伝える、野球からはみ出す高校野球とは。
高校野球地区予選大会が真っ盛りで懐かしく思い出した方に向けて書いています。
高校野球は、野球からはみ出している。
市民球場の長いスタンド席は、どこに座っても熱い。おそらく体感温度は2℃高い。
明日、母校の高校野球地区予選の3回戦。今もよく頑張っているなと思います。
当時も、県内の強豪校とされていて地区予選4回戦ベスト16まで進んだこと。全校応援で盛り上がったことが懐かしい。
高校野球は愛校心を強く感じる場面を提供してくれる。
そして30年後、高校生の「残像」を見ることが出来た。
思いがけず、子どもに携わって高校野球応援の追体験。
今は市民球場ではなく、〇〇スタジアムと言う。
球場を吹き抜ける風の存在を強く感じる。
場内アナウンスのハウリング具合が遠く聞こえたり、
対戦校の応援団のブラスバンドと歌が風に乗って大きく聞こえたり。
風が止むと、校旗が下がる。
取ってくれと願ったボールがキャッチ出来なくて、スタンドから悲鳴が上がる。
ヒット一本で試合の長れがガラリと変わる。
まさに試合の風向きが変わった瞬間。
高校野球に携われるのは、長い人生の3年間だけ。
期間限定だからこそ、濃い。
高校野球が含むのは、グランドに立つ選手だけではなく、スタンド席で応援している野球部員、応援団部員、ブラスバンド部、チアガール、愛校心に火が点いた全校生徒たち。
また熱い夏がきてよかった。
スタンド席後ろから、高校生を応援している親。
もう一度、楽しめたのは子どものおかげ。
高校野球は、野球から魅力がはみ出している。
明日の母校の高校野球選手権茨城大会の3回戦、健闘を祈る。
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