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答え合わせ

彼女が飲み行ったりして、
帰りが遅くなるときは、
僕はたいていの場合先に寝てしまっておりまして、
夜ゆっくり話す時間を持つことができません。
ですので、
次の夜に時間を持てるときには、
ゆっくり話すことが多いです。
また、彼女が帰宅したのを、
ぼんやりと覚えていることが多々ありますが
それが果たして夢だったのか、
現実だったのか、
僕が寝ぼけ眼で見た光景の、
答え合わせをすることがあります。
おかえり
そう言った覚えと、
トイレに行った覚えがあるものの、
便座に座っている途中からの記憶がなかったり、
彼女がなにかを話してくれているなあ、
と、無声映画のように音のない映像を見たような記憶があったり、
とてもでたらめなことしか頭に残っていないときが大半でございます。
でたらめな記憶は大半が現実のことなのですが、
彼女も心当たりのないことがたまにありまして、
夢だったのか、
頭の中で作り上げたのか、
はっきりとはしませんが、
そういう面白いこともございます。
記憶というものは不思議なものでございます。
そのような答え合わせをした後は、
kittyは昨晩こうだった、
という話が続いていきまして、
昨晩彼女が見逃したkittyの一晩を、
僕が断片的にお伝えする、
そのような具合でございます。
ブランケットが一か所ダイアモンド型に窪んでいた、
彼女の帰りを待ちわびて玄関で鳴いていた、
喉が渇きすぎていたのか、勢いよくお皿に突っ込んで顎が濡れた、等々、
些細なkittyの行動の報告会。
彼女はkittyとともに一年ほど暮らしておりましたが、
kittyが彼女といないときはどのように過ごしているのか、
それについては知りようがありませんでしたので、
彼女がいない間、
kittyが僕とどのように過ごしているのか、
大変興味深いようでございます。
概ね、
彼女と二人きりのときと変わらないようですが。
彼女が一晩いないのは寂しいこともありますが、
その次の晩、
たくさん話すことがありますので、
どこか楽しい気分でその一晩を過ごしていたりもします。
どのような場合でも、
kittyが側にいてくださいますので、
それはとても幸せなことでございます。
いつもありがとう、kittyさん。

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