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母語

広告、商品、看板、どこにでも英語は溢れておりますが、その中でも商品に書いてある英語に関して、彼女は何が書いてあるのか興味があるようで、ふふっと笑ったり、ときには、it doesn’t make any sense、なんてさらりとスルーしたり、一度スイッチが入ると、忙しくきょろきょろしております。

100均に多いのですが、intelligenceをinteligenceと間違えていたり、builtであるべきところがbuildのままであったり、些細なミスは少し注意深く見ればあちこちにございます。10品見れば1品くらい。

ささっと調べれば分かるものをどうしてしないのか、そもそも英語である必要はないのではないか、彼女は疑問に思うようではございますが、結局、こういう些細なミスを引き起こし得る英語のスペルや変化が良くないね、というところに落ち着きます。いつも。

世界中の多くの方が習う英語でございますので、英語を母語とする彼女は、ミスについては、理解できる、というスタンスで、やさしさに溢れております。

日本語について考えてみると、こんにちは、ありがとう、海外の方がそのような単語を一語発するだけで、すごい、なんて言葉がつい口から出てしまうように、日本人は日本語について、少しばかり過敏なような気がいたします。彼女の話を聞いておりますと。

話の腰がいちいち折られてしまって、肝心の話ができないよう。

僕も彼女に会う前はたしかにそのような反応をしていたように思います。反省。

マイナーな言語を習ってくれてとても嬉しい限りなのですが、その表し方は控えめなくらいがちょうど良いのでしょうね。

母語が違うのは面白い。

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