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夜のステージ

昨晩は少しばかり眠りの浅い睡眠となってしまいました。
kittyは、
僕がベッドに潜り込んで、
寝ようとし始めますと、
くんかくんかとやってきまして、
眉毛をぺろり。
布団を持ち上げて中に入れて、
そのようなサインなのですが、
やってきまして、
僕はすかさず持ち上げて、
kittyはずんずん入って僕の脇腹にどしん。
Goodnight kitty
と、ここまでは幸せに満ちた時間だったのですが、
どれくらい寝たあとでしょうか、
時計を見ていないので分かりませんが、
遠くのほうから、
みゃーお、みゃーお
とこっとこっとこ
騒がしい音が聞こえてきまして、
半分眠った頭で、
kittyの夜のステージが開演してしまったのか、
そうぼんやりと。
頻繁ではありませんが、
無観客であってもたまに独演しておりますので、
まあそのうち終演するだろう、
そう思って、
特になにも反応することなく、
再び眠りに戻ろうと決意しました。
僕の感覚ではしばらく寝たあとなのですが、
実際は数分後の出来事なのでしょうか、
再び遠くにkittyのステージ音が鳴り響いておりまして、
まだやっていたのか、
またぼんやりと。
すると、
とこっとこっとこ
という音が近づいてきまして、
僕のお腹の上にずんと衝撃。
kitty
そう訴えたくなりましたが、
すぐさま窓際にジャンプ。
それからまた飛び降りて、
僕の上にずん。
それからまた窓際にジャンプ。
そのようなローテーションを取り入れてしまったようで、
大きくため息。
開演中は悲しくもkittyに干渉することはできませんので、
僕はしかたなくトイレに起きることにしました。
僕がむくっと起き上がると、
僕の存在を知っていただろうに、
びくっと劇的に驚いて、
違う部屋に猛ダッシュ。
I’m sorry
小さく言葉にしながら、
トイレを済ませて再びベッドにごろん。
するとkittyは、
僕の髪の毛をぺろぺろとし始めまして、
それはあまり好ましくないなあ、
と、代わりに指を差し出して、
そこをぺろぺろとしてもらいまして、
感謝を込めて背中をそっと一撫で。
Aren’t you sleepy?
眉毛をぺろりとされておりませんが、
布団を持ち上げてスペースを作ってみました。
僕は今すぐにでも寝たかったので。
すると、ずんずんと入ってくれまして、
安堵。
そうして朝まで仲良く爆睡いたしました。
アラームが鳴る前にいつもは起きるのですが、
その日はアラーム音に起こされ、
その音に慣れていないのか、
少しばかり心臓をばくばくさせながら、
布団で丸まるkittyの背中をすりすり。
よく動いたからね、
まだまだ眠たそうなkittyをベッドに残して、
僕は朝を迎えました。
うーっと伸びをして。

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