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メガネ、レンジファインダー、ライブビュー

日本人男性のおよそ8割(注:個人的主観かつバイアスがかかっている)と同様に自分も眼鏡ユーザー。中学生の頃からずっと使っており、かつ、0.1未満という低い視力のため、眼鏡なりコンタクトレンズなりで補正しないと日常生活が厳しい。

そして自分はコンタクトレンズが大の苦手。

あんな異物を目に入れて……何かの拍子に奥にでも入ってしまうのではないかと思うと、背筋が凍ってしまう。

そんなこんなで、ずっと眼鏡。

眼鏡をかけていると見づらいのがカメラのファインダー。

とはいえ最近のEVFは本当に良くなっていて、困ることはあまりない。変な角度でファインダーを覗くときにちょっと見づらいくらいか。

ただし、去年手に入れたM10-Pになると話が違ってくる。

知っている人は知っているレンジファインダー機。どういった構造なのかはここでは言及しないでおこう。

代わりに解説記事を貼っておく。

https://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=29579

さて、眼鏡でレンジファインダーを覗いたとき、困ってくるのはブライトフレームの存在。画角を決めるために意識する必要があるが、35mmだと全体像を把握するのが難しい。全辺を一度に見ようとしてもなかなか見えない。

もし機会があれば裸眼の人は目とファインダーの距離をちょっと開けて覗いてみるといい。途端に見づらくなると思う。

そもそもレンジファインダーは一眼レフとかミラーレスのEVFとかと違って視差があるので、どうしたって見た目と撮る結果は若干ずれる。そんなもんで、35mmでスナップするときは構図はかなりラフに撮ることが多い。日中F8、1/125みたいな設定で撮る場合、ノーファインダーで撮ることすらある。まぁこんな芸当ができるのもマニュアル速射性に特化したM型ライカならではだとは思うし、この良さを追求していきたい。

そしてM10-Pの良いところは、ライブビューも使えるところ。「は? M型ライカでライブビューとかアホか」と先輩諸氏に怒られるかもしれないが、便利なものは便利なのです。特にこういったブライトフレームが見づらい場合や、ローポジションやハイポジションで撮るとき、被写体の水平垂直をきっちり撮りたい時は、やはり便利。

こういったところで、検討時にちょっと迷ったM10-D買わなくてよかったなぁと思った。あれはあれで尖っていて実にライカらしいカメラだと思うけど、便利なテクノロジーはやはり良い。そしてライカはそのあたりのテクノロジーの取捨選択をかなりシビアにしていて、シンプルにまとめていると感じられる。これはある程度の期間触ってみないとわからない実感かもしれない。

Leicaのカメラやレンズで撮った写真たちはこちら。
https://www.flickr.com/photos/clearether/albums/72157711111916347

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