1年目デザイナーが振り返る、toBデザインで誤解していたことと面白さ
こんにちは、中村(@nakamurapug)です。2023年の4月に新卒でマネーフォワードに入社し、toB領域のデザイナーとして働き始めました。
目の前のタスクに精一杯な半年間でしたが、最近ちょっとだけ自分を客観視して、誤解していたな〜捉え方変わったな〜というということがあったのでお話しします。
アウトプット、地味だなあという誤解⚡️
初めから正直に言いすぎてしまったかもしれません。普段は、法令とは切っても切り離せないサービスに携わっています。それ故に制限も多いのと、配属当初はプロダクトの落ち着いている時期だったので、大きな変化を伴う改修はありませんでした。初めの3ヶ月ほどは、自分はデザイナーなのに何も生み出していないのではないか?という物足りなさのようなものを感じていました。
もちろん解決策を定義するまでのプロセスにおいての喜びは感じていました。既存の画面をより良いものにしていくために、ユーザーの利用シーンだけではなく、関連するプロダクト、過去のデザインデータ、複雑な法令、CSの方のお客様への対応など、いろんな視点から根拠を集めてデザインを検討していました。上がってきた改善要望から事象を割り出し、根本的な原因に辿り着いて解決策を導けたときは、デザインってめっちゃたのし〜!とアドレナリンが出ます。
それなのに最終的なアウトプットを見ると、結局自分がやったことって、ラジオボタンの設問の追加だけか...とか、一部の文言の変更だけか…と、自分のかけた労力とアウトプットの見栄えが比例していないんじゃないかという誤解をしていたのです。
成果を評価されにくくない…?と心配する気持ちもありました🫢
手間を削ぎ落とせたということに気づけると面白い💡
最終的なアウトプットが一見、地味だと思えるものに収束することで、何がいいのかを考えてみました。
ユーザの手間を減らせたというやりがい
今までの画面から大きく変えず、最小限の操作になるようにまとめられたということは、ユーザーの手間を減らせたということと同等でもあるので、それはそれで達成感があることに気づきました。カスタマーサポート(以下CS)の方のお問い合わせ対応を見ていると、お客様は自分なりに最大限調べて、それでも理解しきれないことを理解するためにお問い合わせに至っています。自分が奮闘して改善した結果、お問合わせの削減、使いやすさに繋がると思うとアウトプットの派手さは関係がないと思えてきます。
開発の工数も減らせるというやりがい
開発の観点から見ると、既存画面から大きな変更のないアウトプットは、それだけユーザーに届けられる改善も増えることに繋がります。実務を通して、既存画面の改善系のタスクは、新規機能と同じように開発は進行していかないことを知りました。スクラムでの開発なので、エンジニアが厳密にptをつけて毎スプリントリリースをしているのを見ると、シンプルな改善案はよりユーザーに届けられる回数が増えるんだ、と実感できました。
次の1年への意気込み📣
正直法令を理解するのは難しいし、プロダクトは複雑だし、頭を悩ます毎日だけど、作り手である自分が責任を持って理解しないと、デザインの決定権が迷子になるしっかりしなきゃという強い気持ちを持ち始めています。
これからも大事にしたいこと
法令も仕様も、自分なりに調べて、足りていない視点を補うためにそれぞれの専門のメンバーに壁打ちしてもらう。
当てにいかず、常に自分の意見を持ってデザインをする。
これからもっとやっていきたいこと
プロダクトの展望を踏まえながらデザインするために、PdMがどんなことを普段考えているのか知る。
もっと、0から作り出すことへの挑戦。
こんなことを大事にしていきながら、楽しんでデザインしていきたいです!次の1年も楽しみ!
明日のアドベントカレンダー8日目は、新卒2年目デザイナーのhibikiさんです!!!
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