ぬくもり

新潟在住の婚活カウンセラーです。周囲を見渡せば、未婚の男女があまりにも多く、このままで…

ぬくもり

新潟在住の婚活カウンセラーです。周囲を見渡せば、未婚の男女があまりにも多く、このままでいいのだろうか、と、残りの人生を令和のお見合いおばさんとして生きていきたい気持ちがムクムクと湧いてきて、徒然に書き記すことにしました。https://www.nukmori.jp

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ひとのぬくもり

人はひとりでは生きられない。 いや、人のことはよく分からないが、わたしは、1人では生きていけない。 わたしには、今までの人生の中で、大っ嫌いで二度と会いたくないレベルの人がひとりいる。わたしより、10歳以上年上なので、順番からいけば先にこの世からいなくなるはずで、ひそかにその日を待っている。 あり得ないことだが、もし、大っ嫌いなあの人とわたしの2人しか、この世にいないとしたら、わたしは、あの人を大嫌いなままでいられるだろうか。 とっても悔しいけれど、将来的に他の誰とも会え

    • これからの家族のかたち

      34年前、長男を出産した。 今、社会問題となっている少子化は、このころから度々ニュースに取り上げられるようになった。 この34年間、少子化対策の予算として、どれくらいの額が当てられてきたのだろうか。 ひとりの女性が生涯で産む子供の数が、1.20人という統計が令和5年の調査結果だそうだ。少子化が続けば、急速に減少してしまうのは誰の目にも明らかだ。 少子化対策として、叫ばれているのは、男性の育児休暇の拡充、女性の育児休暇中の所得増加、児童手当の長期化、幼児教育費無償化などや、

      • 本当の気持ち、伝えて

        確かに、思ったことをそのまま口に出してしまうと、傷つく人がいたりする。それは、思いやりがない言葉だったり、自分の立場をわきまえなかった場合の言葉だったり、無知ゆえの悪気ない言葉だったり……。 でも、それはインフルエンサーとか衆議院議員とか、大勢の人から支持されている人が非常識なことや差別用語を言ってしまったら、大問題になってニュースになって出処進退にまで至るわけで。 いわゆる我々普通の人が、学校や会社や仲間内で言ってはいけないことをうっかり口にしても、心を改めて信用を取り

        • 長男という生き方

          長男という響きには、特に日本のような歴史を持つ国には独特のものがある気がする。家制度、家長、本家、分家、跡継ぎ等。若い人たちには、なんのこっちゃ?っていう、カビの生えた言葉達だが、長男のDNAみたいなものは、こんな言葉を知る人たちの間に脈々と受け継がれているのかもしれない。 幸い、というか、不幸にもと言うべきか、うちの長男はいわゆるマスオさんで、たいした家柄でもない我が家には大きな問題ではないし、嫁姑問題が起こらないとてもいい関係だと、わたしは思っている。どんなに性格のよい

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        ひとのぬくもり

          39歳独身男性

          この仕事を選んだわたしは、39になった甥をどうにか結婚させたい、と願ったことが、きっかけのひとつである。 友だちの息子、娘の友だち、知り合いの甥。20代~50代の男女がこんなにひとりでいるのは、異常とも言うべき時代か、はたまた、自分の子供世代が妙齢に達したから目に付くだけなのかよくわからないが、結婚しない男女が多すぎて、もはや社会問題とも言うべき事象にただ嘆くだけじゃなく、自分事として巻き込まれてもがきながら、こじれた何かを元にもどせないかと考えたのだ。 それには、まず身

          39歳独身男性

          一人暮らしは快適?

          スーパーで買物をしていると、男の人がひとりで買物かごを持っている姿をよく見かける。今では当たり前のこの光景が、ひと昔前は異様だったなんて、信じられないだろう。よっぽどの買物好きは別として、男の人にとってはちょっと勇気のいることだったと思う。なぜなら、特別な事情があるにちがいない、という好奇の目が少なからずあったからだ。 また、わたしが子供の頃は女の人が車を運転していることが珍しかったので、モタモタと運転技術が下手な車をみると、運転手は女に違いない、という偏見があった。 今

          一人暮らしは快適?

          家族になろう

          実家に帰るとホッとする、って言う人は多いかもしれない。両親の愛情に包まれて、おいしいご飯を作ってもらい、タンスの引出には一昨日汚した体育服がきれいに洗濯されて、たたんで入れてある。部活でヘトヘトになって帰ってきても、試合で負けて帰ってきても、お風呂が沸いていて、綺麗なタオルがそろえてある。 それって、当たり前だと思っていた人は多いかもしれない。存在自体が喜ばれて、健康に育って、笑って暮らしていることが周りを幸せにしていた子供時代。 たまに実家に帰ればいつでも歓迎される存在

          家族になろう

          結婚は、めんどくさい?

          そうかもしれない。 でも、生きてることってめんどくさい。 ごはんつくる、歯を磨く、 お風呂にはいる。ごみ捨てる。 会社に行く、上司の言うことを聞く。 お中元贈る。 結婚するために付き合う。 結婚式の準備する。親が口出す。 誰を呼ぶか決める。招待状出す。前撮りする。 一人でいても、結婚しても、生きてる限りめんどくさい。でも、めんどくさいって、実は楽しかったりする。 子供たちが小さかったころ、保育園に行きたがらなくて困ったし、宿題しなくて困ったし、子育てはめんどくさかった

          結婚は、めんどくさい?

          赤い糸

          君の名は。を観た人は多いだろう。 時空を超え、見えないお互いの存在を身近に感じながら、ふたりにしか分かり得ない気持ちを抱きながら、いつしか惹かれ合う。会えないはずのふたりが偶然の重なりの末、すぐそこに…。 そんな、ロマンチックで切ない、でも確かな出会いはそうそうないかもしれない。でも案外、出会いはそういうものかもしれない。 だって、例えば母が若い時倒れて、随分と長い間昏睡状態だったことがあったけれど、奇跡的に助かって父と出会い結婚したからわたしは存在するし、仲間にスキーに

          期待という名の束縛

          若いときは、いろんなモノやヒトを美化したり、憧れたり自分もそうなりたい。いや、なれる。と信じていて、もちろんそれはいいことかもしれないけど、幼い純粋さは時として脆く、ひとたび憧れの対象の醜い一面を垣間見たならば、なぜそんなふうに振る舞うのか許せなくて、裏切られた気がして、自分が大切に守ってきたもの、いわば理想とも言えるものが根本から崩れ落ちていくのを、怒りと悲しみで慟哭の涙さえ流した。 歳を重ねていくうちに、きっと自分も垢にまみれてきたせいか、少しずつこの世がそんなに単純で

          期待という名の束縛

          自分を知って、好きになる

          コロナ以降、リモート○○が普通に行われるようになり、遠くに離れていても画面越しにおしゃべりしたり、授業が行われたりしている。お互いの了承の上、日時を決め準備して、同じ目的を持つ者同士で時間を共有するのは、いいものだ。 最初は、勝手が分からず、相手を待たせて無駄な時間を費やしてしまった苦い思い出もあるが、そんな失敗を経て得たモノは大きかった。 ある講座をオンラインで受けることを決め、先生とマンツーマンで1時間の枠で学ぶ貴重な体験は、講座の内容はもちろんだが、復習のために先生

          自分を知って、好きになる

          結婚して、熟成して、夫婦になる

          生まれてから今まで、ずっと一人の人はいないはずだ。 お母さんから生まれて、育ててもらって、今まで生きてこれたのは家族や友だち、親戚のおばさんやおじさん、いとこ、先生にクラスメート、職場の上司や先輩、今まで付き合った彼氏や彼女。 いろんな人との出会いがあり、同じ時間を過ごしてきたことでつながりが出来て、自分という人間がかたち作られてきた。 結婚しなければ一人前じゃない、なんてことはもちろんない。 でも、きっと結婚することで、今まで出会った中で一番近しく、一番心許せる人ができ

          結婚して、熟成して、夫婦になる

          結婚相談所か、マッチングアプリか

          出会うチャンスって、人生の中で普通はそんなにない、と思う。少なくともわたしが知る限りは。そうでなければ、こんなにマッチングアプリが流行ることもないだろう。 街を歩いていて声をかける、いわゆるナンパをする勇敢?な男たちは、まさか結婚したいと思って声をかけているわけではない、というのは誰でも知っていると思うが、マッチングアプリとナンパの何がちがうのだろう。声をかけてきた相手が好みでなければ断る。ネットで双方が吟味し合うか、リアルに誘い誘われるか、という違いこそあれ、究極は同じこ

          結婚相談所か、マッチングアプリか

          親のことより、自分が先

          女の切れ目がなかった彼。しかし結婚するつもりで親に会わせても、誰ひとりとして許してもらえない。結果、ひとり。今となっては、後悔しても遅すぎる。後悔しているのは、彼自身か?それとも、親か?そのどちらもか? どれだけ家柄がよいのか知らないが、なぜ息子が選んだ女性を認めることが出来ないのか、わたしには分からない。 自分と自分の子供を卑下するわけではないが、あまり気が進まない相手でも、我が子を選んでくれた人であり、我が子が選んだ人なのだから、それが全てではないだろうか。 もちろ

          親のことより、自分が先

          結婚したい!って言える素直さ

          結婚したい!って思っていても、なかなか言葉にできないものだ。 かつてのわたしがそうだった。結婚するつもりだった彼氏に振られて、ぽっかり空いた穴は、そう簡単には元にはもどらない。最低二年はかかった。 結婚しない未来が描けない以上、次に付き合う人に会えるまでは空虚に過ぎたと思う。もちろん、多少の友だち付き合いはあったし、ひとりであちこち出かけはしたけれど、心のどこかで誰かを待っていた。 わたしが誰かに振られたことは、限られた人しか知らないはずなのに、自分は負け犬のレッテルを貼

          結婚したい!って言える素直さ

          ときめきがなくなって、残るモノは

          昔、って言ってもわたしが若い頃の話だが、結婚適齢期なる共通認識があった。24歳までに結婚できなかった女は売れ残りのクリスマスケーキ。 イブが過ぎてしまえば、25日=25歳は一気に安売りされるって言うわけ。 言い得て妙、なんて笑うところじゃないけど、当時はそんな強迫観念が確かに若い女性を悩ませていたと思う。わたしが28歳で結婚したときは、平均からすると、晩婚。今なら、決して遅くない年齢だし、ちょうどいいんじゃない?って言われるかもしれない。 良くも悪くも、テレビからの情報が最

          ときめきがなくなって、残るモノは