見出し画像

子どもの声に耳を傾けるとは(保育士)

保育士をしていて
この仕事は
楽しいなと思えることがいくつかある。

その1つに
子どもの発想や発言は
予想出来ない。だから面白い!
これにつきる。

保育士をしてきて長年
子どもと生活してきた
そしてある程度の勉強もしてきた
それでも
子どもの発想や発言に
毎日刺激を受ける。

ってことは
子どもの気持ちなんて理解できるわけない
今の時代の今を生きているんだから
ただ、理解しようとする気持ちは大事だ。

子どもに対しての尊敬の気持ち
子どもを人間として見る
そんな視点がない保育士は
知識を教え込むのみで
自分の気持ちだけで子どもに接してしまう。

子どもの素直な
発想や発言をどうすべきか。
保育士はこれを
省察していかなければならない。

最近あった話

4歳児の男の子
「知ってた?カラスは耳がないんだよ!」
「だって大きな声でカァーって鳴くだけでしょ。」
うーーーん
何を伝えたいんだ?
なんて答えることが良い?
共感か?

いや
そうでもなさそうだ
ただ教えてくれただけの
会話のひとつにすぎないんだ。
と思った。

昔は、なんて答えればいいの?
一緒に本を見て知識をつけるべき?
否定してみる?
なんて考えていた。
子どもへのリスペクトが
足りなかったんだなと
ありままを受け入れることが
出来ていなかった。

他には
園庭で草取りをしていると
「何で草取りしてるの?」
「草取りしないと遊ぶのに
邪魔かな?と思ったから草取りしてる!」

それに対して子どもは
「全部取らないでね
虫の食べ物がなくなるから」
?!

深すぎる!!と思った。
自分たちが遊ぶ場所しかし
虫達の生きる場所でもある。
これを一言で終わらせてくれた。

害虫がいれば退治する。
人間が暮らしやすいように自然破壊する。
そんなことしてたら餌を求めて
クマも山から降りてくる。
当たり前のことを当たり前に
考えることができている子ども!

この気持ちをどう伸ばすのか
より
忘れないために
大人にできることは何だろう?
と考える今日この頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?