ストックホルム・ペンシルベニア|映画
4歳で誘拐され、犯人逮捕後、
22歳で親の元に戻れた女の子の話。
産みの親より育ての親?
17年間の空白を埋めようとする母親。
戸惑いながらも馴染もうとするが、
犯人との生活と比べてしまう娘レイア。
うーん、17年って長い、長すぎる。
しかも子供が成長、
人間形成する大切な期間。
母親の行動は賛否両論だろうけど、
私だって、同じことをするかもしれない。
4歳で離れ離れになったら、
親子関係を、どう構築していいかわからない。
母親も葛藤しながら、
懸命にやれることをやったのだと思う。
少し焦り過ぎに描かれているけど、
空回りや独りよがりに
なることもあるかもしれない。
ベン(犯人)とレイアの生活が少なくとも、
満ちたりたものであったことが救われるが、
それでベンを正当化してはいけない。
すべての元凶はその男。
母娘は被害者なのだから。
母親役、どっかで見たことあると思ったら、SATCの人だった。
レイア役の女の子、口数の少ない、
複雑な心境の演技、とても難しかったと思う。
透明感のある、聡明な美しさが印象的だった。
レイアの笑顔を、
一瞬でもいいから見たかった。
読んで頂きありがとうございました。 頂いたお気持ちは、 感謝を込めて『恩送り』いたします。