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親の刷り込みはおそろしい。

親の刷り込みは根深い。

親の代から店を引き継いで20年になりますが、
親がやってきたことや、言われたこと。
親の価値観を良くも悪くも引きずっていたのは
私だけでしょうか。

店で、新メニューを出すのに、

一度出したら引っ込められないよ。』

あれこれやると、何屋がわからん。』と


言われたことを長々と守って?いました。

  今思えばなんの根拠もない。

親もお客様への責任感とか、
店のイメージを守るという
意味合いで言っていたのでしょうが、
それを守ろうとするあまり、
『完璧なものを出す。』

ことに長い間しばられ、
萎縮していたように思います。

新商品を出すことにプレッシャーを感じ、
そのあまり億劫になっていたのでした。

やってみなければ何もわからないのに。

ある時、長年の経営者の方に
新商品の相談をしていたところ、
だめならすぐ引っ込めたらいいよ。』と言われ、

『え?!引っ込めていいの?!』
耳を疑うくらいびっくりしました。

そんなことしていいのか。

いいんだ・・・・・。

両親も狭い価値観の中、ネットも他店との交流も
それほどない昭和の時代に、
自分たちの経験や、
考えだけで店をやってきて、
そんな考えに至るのも
しょうがなかったのかもしれません。

疑うことを知らない真面目な?
長女気質の私は、
長い間その刷り込みに囚われていました。

企業は、『期間限定』を前提にユーザーの反応を見て、
市場調査をし、売り上げに繋がらなかったら、
中止、工夫、改善して、また市場に出す。

私は、前向きに『やめる』方法があるということに、
やってやっと気づくのです。

ハードルがなくなると、俄然心が軽くなって、
いろんなアイデアを試し、反応を見て、ダメなら、次。
失敗を恐れず、心と頭を柔らかくして、
マイナスをプラスにする。

今こそそんなスキルを養いたいですね。

『ダメ元』でやってみようかな?でいいんです。
まず行動することが大切。

私は、『ダメならやめればいい。』にとても救われた。

すぐに引っ込めたっていい。

何屋かわからんでもいい。

トンチンカンなこともずいぶんしました。

その時は見送ったとしても、試したデータや、
経験、度胸は、またいつか必ず活きる時がくるので、
無駄じゃない。

まして今のこの時勢。

持ちこたえて、生き延びて、乗り越えなきゃ。


柔らかく、柔らかく考えよう。

今日もありがとうございました。 




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