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#村上春樹
『ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラー 著
この小説の面白さは皮肉たっぷりのユーモア溢れる言い回しにあると思う。
ストーリーは次々と展開していくが正直やりとりが面白い小説なので、ずっとやりとりのシーンを読んでいたくなる。
主人公フィリップ・マーロウは危険な人物にも臆せず堂々と振る舞う。どんな相手でも、どんな不利な状況でも挑発的な言い回しで相手の痛いところを突き話を優位に持っていく。
それに危険な仕事をしているにも関わらず、報酬は必要最
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹 著
第1章 誰にミック・ジャガーを笑うことができるだろう?
村上春樹さんは過去を思い出し微笑んだり、少し難しい顔をしたりしながら、このありきたりな出来事の堆積が今なんだと語り「自分は浜に打ち上げられた流木に過ぎない気がする」と語っている。
後半では「若い時に愚かだったろう僕にはミック・ジャガーを笑えない」としている。
僕からすると雲の上の存在のようにも感じる村上春樹さんがありきたりな日々を積み重ね