子どもが見せてくれた新たな世界。
3人きょうだいの真ん中だからか、もともとの性格なのか、私は小さい頃から団体競技が苦手だった😓
失敗すると自分をずっと責めてしまい、チームの人に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。小学校の体育の授業で自分がそうであることに気づき、中学高校はテニス部。個人競技なのでホッとした。
テニスは大好きだった。
夫も、同じ理由で剣道部だったそう。自分で突き詰めて、段を取ったりするのが楽しかったみたい。
そんな2人のところに子どもたちが産まれ、部活を始める年頃になった。
1人目の子は、陸上部。
私も夫も、その選択にびっくり!特に私はクラスで1番足が遅かったから。自分の子が陸上競技をすることになるなんて、人生は面白いなぁなんて思った。
本人は、走ることを楽しんで、自主トレにも励み、部員のみんなと仲良く頑張っていた。個人競技にした理由は…親と同じだそう。
試合の応援に行った日。あんなに競技場が広くて、たくさんの種目が同時に行われていて、熱気に溢れていることを初めて知った。グラウンドの中は、いろいろな学校のユニフォームでカラフル。
真剣な顔でアップをし、ペコリと頭を下げてからスタートラインに立つ我が子。漲る緊張感。「オンユアマーク」スタートの合図。全力で走り、ゴールテープを切る姿に涙が溢れた。
2人目の子は、吹奏楽部。えっ!?と夫婦で驚いた。私たちは全く経験がなく、本人が音楽に興味があると思ってなかったから。しかも、みんなで協力して曲を仕上げていく。大丈夫なのか?個人競技に安心感を持つ私は、つい不安になる。
心配も束の間、本人はハードな練習もこなし、コンクールに出場。部員全員、全力で演奏する曲の迫力に涙が溢れた。コンクールがあんなに緊張感のある場であることも初めて知ったし、新たな大会に向けてさらに団結していて、青春だなぁと思う。
私が全く知らなかった世界を、子ども達は自分たちの日常をとおして見せてくれる。
子育ては、親だけが大変なのではなく、子どもだけがお世話になる関係ではないのだ。
一緒に、一生懸命生きている中で、その存在自体が何かを教えてくれるのだ。そしてお互いに学び合い、いろいろなことに気づく。
「我以外、皆我が師」
子どもたち、今日もありがとう。
部活のお迎え行くからね。
お弁当も頑張って作るね。
私は、何でもできるスーパー母ちゃんなんかじゃなくて、今日も雨なのに洗濯物干してることしばらく忘れてたおとぼけ母ちゃんだけど、あなた達の輝く姿、ずっと見守ってるよ😊
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