筋トレしてお酒を飲むという”選択”をすれば身体は変わります

「筋トレした後、どうしてもお酒を飲んでしまうんです」
 
「飲んでいいですよ!」
 
トレーニングジムに来ているお客様と僕との会話です。
決してお酒が筋トレに良いといっているわけではありません。
お酒を飲むとコルチゾール(筋肉を分解する作用)が増加、テストステロン(筋力を増量する作用)が減少します。
僕も筋トレの後のお酒は良くないと思っています。

僕が「飲んでいいですよ!」と答えた理由。それは

彼がお酒を辞める“選択”をしないためです。
 
彼はきっとお酒が好きなのでしょう。
トレーナーの言葉は影響力が大きいです。
僕の一言で彼が大好きなお酒を飲めなくなったら、これほど悲しい話はありません。
ですから、彼がお酒を飲みながら理想の身体を目指していけるように考えていきます。
 
大事なことは幸せとなる行動を彼自身が“選択”することです。
 
彼にとってお酒を飲むデメリットがカロリー過多であると考えます。
彼は、お酒以外の食事量を減らすことでカロリー過多を抑える“選択”をすることができます。
そして、食事のバランスが悪いと体調に影響が出ると考え睡眠時間を長くとる“選択”をすることができます。

あるいは、筋トレ後のお酒には、筋肉を分解するというデメリットがあると考えます。
彼は、そのデメリットを凌駕するハードトレーニングをする“選択”をすることができます。
 
お酒を飲まない“選択”する前に
お酒を飲むための“選択”を考えるのです。
 
もし、彼の今回の“選択”が失敗に終わったとしても問題ありません。
次の幸せになる行動を“選択”をすればいいのです。
 
僕はここで初めて彼にアドバイスをします。
「筋トレの後にお酒を飲むことは、筋肉にとって良くない行為です。もう少し量を減らすか、お酒を飲まない日を作ることをおすすめします。」
 
これは、彼の失敗を待っていたわけではありません。
彼が変わるのを待っていたのです。
彼はトレーナーに指示を待つ受動的な人間から、自分の幸せのために自分の行動を“選択”できる主体的な人間に変わりました。
彼は僕のアドバイスを聞き、お酒を飲みたい欲求と相談しながら、最適な行動を“選択”することでしょう。
 
あなたが幸せになるための行動を“選択”できていますか?

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