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「性格診断」は決めつけないことが大事

みなさんこんにちは。
世の中には、色々な性格診断があります。流行りのものから定番のものまで、実際にやってみると面白いですし盛り上がりますよね。

そして、コミュニケーションの手法としても「タイプ別コミュニケーション」という考え方があり、自分や相手の傾向や特徴を知ることで相手を理解することに繋がります。「自分はこういう傾向がある」「相手はこんな人だ」と知ることは良好な人間関係を構築するための第一歩です。

しかし、性格診断やタイプ別のコミュニケーションを実践する際に一つ気を付けていただきたいことがあります。

それは、人は置かれた状況や立場、その時の気分などで「変わる」ということです。

性格診断をすることによって、あの人はこういう人だと「決めつけて」しまうことがあります。確かにそういった傾向はあるかもしれませんが、状況などによって変わっていくこともあるということを頭に入れておかないとコミュニケーションがうまくいかなくなります。

人はいくつもの役割を持っています。みなさんもきっとそうだと思います。例えば、取引先の「あの人」も会社員であり、夫であり、父親であり、子供でもあり、趣味のコミュニティーのリーダーでもある。というように、人は様々な役割を持っています。そしてその役割が人をつくっているという側面もあります。仕事では、結果重視の行動派でも、家庭では穏やかな気配り上手なんてこともあったりします。この場合、仕事上の「その人」も家庭での「その人」も同じ人です。

立場や状況によって、考え方や行動が変わります。当然環境の変化や、外部からの大きな刺激があれば変わります。

私が推奨している「コミュニケーションカード」というものがあるのですが、そのコミュニケーションカードの基盤となるものは、人間の52個の行動特性です。私たちは、自分の価値観や考え方から行動が生まれます。価値観は人の根本的な部分ですが、目に見えづらく意識しづらいのに対し、行動は可視化できます。なので目に見えやすい行動に着目しています。

そして、人は誰もが52個全ての行動特性を発揮する可能性を持っています。今は発揮していなくても、それが全てではありません。
過去に持っていたものや、これからなりたいものなど、自分が意識をすれば、その行動特性を身につけることができるのです。

「性格診断」を楽しむためには、今の自分や相手はどんな状態なのかという視点で見ることと、それが全てではないと意識することが大切だと思っています。目の前の相手に心を寄せることで、コミュニケーションの幅が広がっていくでしょう。

私がいつも参考にさせていただいている精神科医の樺沢紫苑さんは、ご自身のXで次のように綴っていました。

人の思考、認知、性格は、変えられるのか?という議論があります。
結論から言うと変えられます。
①本人が気付く ②変えたいと思う ③適切な対処法を続けていく
この3ステップで変えることができます。 しかし、ほとんどの人は、
①自分の思考の歪みに気付かない ②変えたいと思わない ③対処法を続けられないので、直すことができません。

これを読んで、自分自身の「思考の歪み」に気付けるかがとても大切だなと感じました。そして、思考の歪みに気づくためには、読書なども有効ですが、コミュニケーションカードの活用も有効です。ゲーム感覚で簡単なセッションもできますので、ご興味のある方は、是非ご連絡ください。

人間の悩みには様々なものがあります。健康やお金に関することなどもありますが、悩みの約8割は人間関係によるものだと言われています。

ですが、我々は学校教育で、人間関係やコミュニケーションについて学んできませんでした。実は「知っている」だけで解決できることもたくさんあります。 

人はそれぞれ違います。違う部分を避けるのではなく、認め合えるようになれば、きっと人生が豊かになると信じています。

読んでいただきありがとうございます。





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