柿野孝彰

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庭師になるまで03 土中環境との出会い

JINENさんの現場見学の際にでてきた”通気浸透水脈”というキーワード。 理解が追いつかないまま検索してみると、高田造園設計事務所の「雑木の庭づくり日記」にたどり着いた。 ここから見えない土中への関心を高め、庭は自然や環境問題とも延長線にあると思うようになる。 ごく個人的な楽しみでスタートした庭が、世の中のことを考えるきっかけになるなんて… 人生わからないもんだ。 雑木の庭づくり日記 高田造園の代表の高田宏臣さんは、造園・土木からスタートし、現在は傷んだ地球を再生する

    • 庭師になるまで02 庭づくり開始

      いよいよ自らの手による庭づくり開始。 「木を植えるくらいなら自分でもできるだろう」と、軽い気持ちで挑戦するが、この自信は脆く崩れ去ることになる。 なぜ上手くいかないのか。 色々なことがわからないまま、”まずやってみる”と不思議なことに”ご縁”が生まれて道が開けていった。 人生よくできたものだ。 硬すぎる粘土&砕石 荻野さんの本でイメージを膨らませ、植木センターで木を購入し、植え場所を確認してスコップを刺しこむと、 「か…硬い!」 そういえば、庭師さんがめちゃくちゃ硬

      • 庭師になるまで01 木が枯れる

        2019年の4月に自宅が竣工し、その年の8月から自らの手による庭づくりを始めた。 庭を通して自然と関わりを持つことで、自分が学んだこと、変わったことを振り返ってみたいと思う。 最初は庭師さんに依頼 竣工時は、友人の設計士経由で庭師さんが入り、ウッドデッキやフェンスの要望を伝えてその他はおまかせで依頼した。 【提案内容】 アプローチ ・樹脂枕木 中高木 ・アオダモ ・イヌシデ ・ジューンベリー 灌木(低木) ・コデマリ(複数本) ・アベリア(複数本) グランドカバー ・ク

        • 自己紹介

          はじめまして。 柿野孝彰(かきのたかあき)といいます。 1986年愛知県生まれ、2006年より母校の建築専門学校にて教育に携わっています。 2019年から自宅の「庭づくり」を始め、庭を通して生き物と関わることで自然の見方が大きく変わりました。 そのような変化や、ありがたい”ご縁”を頂いて、少しづつ環境が変わり、自分も変わり、この3月末で18年間務めた学校を退職することになりました。 4月からは「庭職人」として一から修練を積んでいきます。 38歳の転職にあたり、”これ

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