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時来たりなば、末遠からじ。そして決戦の2節+α(やはり勝利がマストのHonda FC)

1:時、来たりなば。J3参入の行方は如何に

ついに今年のJ3ライセンスがJFLチームに交付された。詳しくはリンク先を見るのが早いが、現時点で交付されたのは以下4チームとなる。

ラインメール青森
クリアソン新宿
ヴィアティン三重
ヴェルスパ大分

この他にレイラック滋賀と高知ユナイテッドSCが継続審議となっているが、上記の状況を踏まえた上で、現在の順位を見直してみたい。(JFL公式サイトより)

我らがHonda FCが頭一つ抜けた一方で、引き分けと潰し合いの続く2位以下が大渋滞に陥っている。ラインメール青森とクリアソン新宿は2位のソニー仙台FCに肉薄しているし、ヴィアティン三重は勝ち点にして3P差。ヴェルスパ大分も4P差なのでまだまだ展開は読み切れない。
今季は現況でもJ3ライセンス持ちが2位以内に入れば(他にもいくつかの条件があるとはいえ)、J3最下位との入れ替え戦が発生する。そのため、おそらくいずれのチームも2位、あわよくば優勝(優勝した場合はJ3最下位と自動入れ替えになる)を狙って奮起することは間違いないだろう。そしてたった一つの勝ち負け、6Pマッチが運命を分けていく。上位争いは、まだまだ予断を許さない状況だ。

追記:どこぞのチームが特例でライセンス交付された事案が、一部で随分ときな臭いことになっているようです。ただ、筆者のスタンスとしてそういうものには極力触れていかない方針ですので、悪しからず。

2:決戦の2節、到来。どこまで行っても勝利がマスト

一方。頭一つ抜け出したHonda FCとて、優勝のためには気の抜けない状況が続く。次節ホームでのブリオベッカ浦安戦は、春のアウェイ戦で引き分けた相手。先取点を奪われ、後半ようやく追い付いた。そんな相手だ。
しかも、今回のブリオベッカ浦安は昨今、非常に調子付いていると言って良い。なにせ、ここに至るまで11戦無敗なのだ。最初期こそ下位に低迷していたものの、徐々に順位を上げて気付けば8位。ややもすれば足元をすくわれ、大金星を許す恐れがある。油断ならぬ相手である。

そしてさらに次節、ソニー仙台FC戦は大きな山場となる。現在の順位のままに進めば、ここが天王山となるからだ。現在、両者の勝ち点差は10。Honda FCが抜け番の際の試合に、ソニー仙台FCが勝つと仮定とすれば7となる。これが4になるのと10になるのとでは、まったくもって雲泥の差だ。春先にホームで負けた相手をアウェイで打ちのめしてこそ、優勝への門が開かれると言ってもいい。やはり負けられない戦いだ。

さらにさらに。場合によっては、その次のエコパでの戦いも天王山になる可能性がある。現在3位のラインメール青森が、次節(次々節は抜け番)でソニー仙台FCを抜き去る可能性があるからだ。仮にそうなれば、エコパでの一戦は決戦となり、両者ともに全力を尽くす死闘となるかもしれない。やはり、この一戦はなんとしてでも見届けなくてはならぬ。私は決意を新たにした。

3、まとめ(?)

Jリーグのライセンスは悲喜こもごもを生み出す。実力があっても、ライセンスに恵まれないチーム。逆に、ライセンス要件の不足をあの手この手で突破するチーム。おそらくそういう現実は、これからも生まれてしまうのだろう。

一方、私がにわかながらに応援するHonda FCは、とうの昔にそういったものから背を向けてしまった。アマチュアを志向し、JFLと天皇杯の制覇を志すチームとなった。そしてそのスタイルに対し、当初は蔑称、後に敬称として【門番】という二つ名が付けられた。

しからば、Honda FCのやることは変わらないだろう。立てた志に沿って、JFL制覇へと突き進む。それを抜けないチームには、Jでのし上がることなど難しい。そのスタンスであるべきだと思うし、私はそのスタンスが好きである。

だからこそ、Honda FCは今季、4年ぶりの栄光を手にしなければならない。先日は現実的に、「観に行けない間の4試合、望むのは合計勝ち点8」などとのたまいはした。のたまいはしたが、やはり理想は4連勝なのだ。

そしてそのためには、まず次戦がカギとなる。今季のHonda FC、実は外弁慶のきらいが強い。喫した3敗は、すべてホームだ。この轍を踏まないためにも、ぜひとも皆様には都田――Honda都田サッカー場へと足を運んでいただきたい。無論、私も念を飛ばす。仙台へも念を飛ばす。Honda FCが優勝カップを手にする日まで、ともに歩む腹積もりだ。

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