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最終局面JFL(Honda FC、優勝まであと一歩)

開幕時は長いと思ったJFLのシーズンも、気が付けば残り2~3戦と相成ってしまった。Honda FCに関しても、スタートダッシュに躓いた時期がもはや懐かしいぐらいに思えてしまう(と、言えるのは今トップだからではあるのだけど)
ともあれ、混戦に救われた形ながらも、Honda FCは優勝まであと少しのところまでやってきた。そういうわけで、残り僅かな試合数の中で、優勝、ひいてはJ参入争いを改めてまとめてみたいと思う。

まずは、現在の順位表がこちら(順位表は公式サイトより借用。怒られたら自前で用意します)。

上から下までざっくりまとめると、優勝争いはいよいよHonda FCとソニー仙台FCに絞られてきた感がある。両者がともに全戦落とすような失態でもあれば状況は変わってくるが、それでも絡んでくるのは4位のブリオベッカ浦安まで。しかも3戦全勝が必須ともなれば、現実的には難しいだろう。Honda FCは星を落とさないことが大前提だ。

一方、下は下でいよいよ沖縄SVが徳俵に足が掛かってしまった。残り3試合、14位との勝ち点差は7。一つでも落としてしまえば、地域CL2位との入れ替え戦が確定するだろう。ここが踏ん張りどころである。

そしてJ参入争いだ。現状全勝+他力が条件ながらも、6位のヴェルスパ大分までが2位の可能性を残している。3位のレイラック滋賀は継続審議になっているが、ここまで来た以上は全力で2位、ひいては逆転優勝を目指すだろう。まだまだ油断は禁物だ。そんなわけで、優勝可能性を持つ4チームの残り試合、現在の勝ち点をまとめてみた(チーム名は略称)。

     28節      29節     最終節   現勝ち点
Honda マルヤス   試合なし     新宿       47
ソニー  青森    マルヤス     枚方     43
滋賀   沖縄     枚方      三重     39
浦安   高知    ミネベア      マルヤス     39

まず前提として、Honda FCが28節に勝利した時点で、レイラック滋賀とブリオベッカ浦安は優勝可能性を失う。
仮にHonda FCが敗北したとしても、両チームは引き分け以下で優勝可能性を喪失する。優勝の可能性を残すには、どちらも3連勝がマストである。

そしてソニー仙台FCは、Honda FCが1勝した時点で全戦必勝が条件となる。仮にHonda FCがFCマルヤス岡崎に敗れた場合は2連勝で逆転となるが、最終節を引き分けで終えた場合は、得失点差でHonda FCの方が遥かに有利である。いずれにしても、ラインメール青森戦が最大の山場となるだろう。

だからといって、Honda FCが楽というわけでもない。昨年残り3節の悪夢もさることながら、スッキリと優勝するためには連勝が不可欠だからだ。先にも述べた通り、星を落とさないことがなによりも不可欠となる。ぜひとも都田の地で、優勝カップを掲げて欲しい(私情)。

J3との入れ替えが始まるということで注目された今季JFLも、混戦の果てにいよいよ後僅かと相成った。Honda FCに優勝カップを掲げて欲しいのはファンとしての絶対的な欲望であるが、全てのチームが来季も無事に揃って欲しい(入れ替えはともかくとして)というのもまた欲望だ。

願わくば残り3節、無事に終わって欲しいものである。


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