さぁ、どこもかしこも大変だ。(残り5~6戦。ここからがほんとうの地獄だ)
まずは主観(Honda FC)の話
JFLの上位争いが大変だ。以前のnoteでも述べた通りに、Honda FCは手痛い連敗。そのスキに2位のソニー仙台FCが直接対決も含めて見事に連勝。両者の勝ち点差は一気に「4」まで縮まってしまった。
おまけにHonda FCはこの後抜け番も控えているため、両者の勝ち点差は実質「1」と言ってもいい。
これは2021年、Honda FCがいわきFCを追い詰めたのと逆と言ってもいいだろう(今でも思うが、直接対決でのあの5-1は圧巻だったと思います。配信だけども、観られてよかった)。
その時は一時逆転まで持っていけたものの、最終的に負けてはならない試合を落としていわきFCに逃げ切りを許してしまった。この轍を、二度繰り返すわけにはいかない。つまり、もはや迂闊な負けは許されないのだ。
この状況を踏まえつつ、JFLの順位表を見てみよう(順位表は公式サイトより借用。怒られたら自前で用意します)。
未だ混戦模様は抜けていないが、特に際立っているのはブリオベッカ浦安、鈴鹿ポイントゲッターズといった「今季、J3ライセンスを申請しなかった(できなかった)チーム」が上位に顔を出してきたことだ。
結果、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、ヴェルスパ大分がこの波に巻き込まれ、せっかくのライセンスを不意にしかねない状況にまで追い込まれている。
とはいえ残り5~6戦、未だにどのチームも気は抜けない状況だ。たった一回の勝利と敗北が、順位を大きく上下させる。その状況からは抜け出せていない。勝負は未だ、たゆたっている。
そんな状況下で、やはりHonda FCにとって次節のエコパ決戦、ラインメール青森戦はやはり重要な一戦だ。相手はJ3ライセンス持ちの3位。そもそも気を抜くことが許されない。
しかも、仮にこの一戦を落としてしまうと、最悪ソニー仙台FCとの勝ち点差が「1」に詰まってしまう。抜け番で逆転を許せば、そのまま差し切られる可能性さえも控えている。過去に何度も述べた通り、やはり落とせぬ一戦なのだ。
そして、その後もやはり安泰ではない。高知ユナイテッドSC、FCティアモ枚方、FCマルヤス岡崎といった有力な敵の数々を経て最後に控えるのは、一部で注目を集めているクリアソン新宿。手痛い敗北で7位まで順位を落としているが、「門番」の沽券、そして昨年の1敗1分の雪辱のためにも負けられない。前半戦では3-0で見事に打ち倒したが、去年の二の舞いだけは絶対に避けねばならない。優勝とは、そうした緩みのなさにこそ付いてくるのだ……と、私は思う。ともかく、去年の悔しさは晴らしたい。
だからこそ、ここからがほんとうの地獄なのだ……。Honda FC優勝のためにも、私は復調を祈りたい(懇願)。
全体像の話(JFL2位を巡るエトセトラ)
はてさて。主観というか、推しの話ばかりをしててもいささか主題に合わないので話を戻す。今季のJFLは、J3ライセンスを所持した上で2位以内に入ればJ3参入への道が開ける(現況ののまま進んだ場合、2位はJ3最下位との入れ替え戦へ進出)。
現状、大連勝とかを抜きとしてその可能性があるとすれば、まずは3位のラインメール青森、続いてライセンス継続審議中の6位レイラック滋賀。後は首の皮一枚で7位のクリアソン新宿といったところだろうか。
これら3チームの内、ラインメール青森は次節、クリアソン新宿は最終節にHonda FCとの対戦を控えている。ラインメール青森に至っては、ソニー仙台FCとの対決も残している。
つまり、ラインメール青森には、首位を引きずり下ろせる現実的な可能性がわずかながら存在する。だが、蜘蛛の糸と言ってもいいだろう。逆に言えば、ここで上位2チームに勝ち切れるのならば、実力的にはJ3相当と言っても相違ないはずだ(集客はともかく)。
(参考)
一方、レイラック滋賀は鈴鹿ポイントゲッターズとの対決こそ控えているものの、現順位でだけ見れば日程は比較的楽と言ってもいい。継続審議を乗り越えられれば、最後の挑戦者となりうる可能性を秘めている……かもしれない(最後の門番になる可能性もあるが)。
では、追われる立場でもあり、首位を追う立場でもあるソニー仙台FCはどうだろうか。第28節にラインメール青森戦を控える以外は、比較的下位との戦いが多いと言えるだろう。しかし上位進出を諦めていない勢力は多い。Honda FCよりは楽な日程とも言えるが、油断は禁物だ。仮に引き分け一つでも取りこぼしがあれば、優勝はおろか2位さえも取りこぼしかねない。まだまだ勝負は、たゆたっている。
結論?
そんなわけで、やはり私の雑感は表題におさまってしまう。どこもかしこも大変だし、ここからが本当の地獄なのだ。
果たしてどこが笑い、どこが泣くのか。Honda FCの優勝をひたすらに祈りながら、残り試合も注目していきたいと思う。
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