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これまでのこと~Part2~

今回は直近1年間のことについて。今日はとっても暖かい日で、月が綺麗でした。

20さい前半、後輩の上手さにビビりあがる

2年生になり、所属団体に続々と入ってくる新入生。経験者も未経験者も上手すぎて、特に自分に自信がなかったこの頃。私がこの団体で先輩やってていいのか、どれだけ練習しても追いつけなさそうなぎらついた眼をする1年生に対して焦りと、絶望と、悔しさがずっとありました。今でもやっぱり勝てる自信はなくて。あまり変わっていないけれど。ただ、その期待がプレッシャーをかけてしまっているのではないかとの不安もありつつ、やはり私が先輩という立場にいることの不自然さというか、違和感を抱え続けていました。そしてこの頃からスケジュール管理というか、キャパオーバーな生活を送るようになっていきます。常に人と比較して自分を卑下する日々が続きました。自分のダンスとは何か、存在意義やbreakin'をやっている理由が、(今でも模索しているけれど)小さいけれど燻り続ける火種となり、自分を悩ませ続ける毎日。いっそのこと投げ出してやめてしまおうかとも思うけれど、ダンス・breakin'の沼から抜け出すことはどう頑張ってもできないくらい、その頃には魅了されていたのです。

20さい中盤、葛藤・衝突・喪失

長い夏休み、地元に帰省する機会があり、はじめて親にダンスに関わり続けたい旨を伝えました。これまで自分のやりたいことに疑問符を抱えながら将来から逃げていたのに、ここで向き合う必要性が出てきました。ダンサーは安定する職業ではないことも、相当な実力が必要になることも夢見心地な夢だと笑われることも覚悟した上での告白でした。返ってきたのは表向きの応援と、心の底に見える不安で、本気で就職を考える時期になれば考えなおしてくれるだろうと思われているような感覚がしていました。自分の本気をあそびだと嗤われることがとても悔しくて。帰るべき場所はココじゃないと、気がついてしまったのです。ただ、自分の実力が伴っていなかったことも大いなる事実。理想と現実のギャップに苦しめられていたのもこの頃がピークだったような気がしています。

20さい後半、外を知る

これまでダンスをする場所といえば所属団体、という状態だったワタクシですが、所属団体の中でも年に2回あるビッグイベントの1つに出られなかったワタクシは、とにかく外部と呼ばれる場所に片っ端から顔を出し始めました。外部のナンバーショーケースイベント・WS・プライベートレッスンetc. たくさんのジャンルに挑戦し、breakin'というよりはダンスそのものを楽しむ期間に入りました。特に力を入れたのが感情系というジャンル。ダンスで演技をするような、表現力が大切なジャンルです。通して素晴らしい出会いに恵まれており、ありきたりですが大切にしたい縁や絆が宝物になっているなと。この期間があったからこそ、ワタクシはダンサーとして一歩飛躍できたのではないかと思います。ただ、この頃の反省として主ジャンであるbreakin'を疎かにしているような感覚が常あり、また、WSやナンバー練などに被ってバトルなどのfreestyleの現場に通えなかったことがあります。

そして、現在

相変わらずスケジュール管理の出来なさ、自分のキャパを大きく見誤りすぎていること、そして1月末に怪我をしてしまったことなど様々な要因で、ダンスから逃げたくなっているのが正直な気持ちです。しかし最近お誘いのあるパーティーイベントで、フロアDJの曲に合わせてただ音にのり、踊ることでダンスの素晴らしさを再確認しているワタクシもいるのです。踊ること・ダンスをタスク化してしまうと上手くいかないのですが。本気で取り組まねばならなくて、本気で取り組みたいと思っていることが頭の中を支配しすぎている現状にパンクしそうな時ではあります。ダンスに対しての考え方はその時々に置かれた状況によって変化していることを、記録していくという意味でも、このタイミングでnoteを始めた意義があるように思えるので。これまでのことを書き終えた明日からは、つらつらとダンス観やその日のダンス日記、感じたこと考えたことを執筆できればと。

さ、そんな感じですね。ではまた。


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