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コペンハーゲン旅日記⑥ ウェイクアップコペンハーゲン

地下鉄から上がってくると、公園があり、銅像があり、鳩がいました。ホテルまでは5分くらいの道のりです。私は地図がとても苦手なので慎重に自分の向いている方向を確認しました。ホテルまでは一回信号を渡って、二回曲がればたどり着くはずです。
13年前に初めてドイツ旅行に行った時とはだいぶ世の中違うな、と思います。当時はガラケーでしたし、携帯を海外で使えるようにするのに、そこそこお金がかかったので、同行の友達がだれも海外プランを契約していなくて、難儀した覚えがあります。私も海外プランに契約はしましたが、携帯のパケットがヤバくなっちゃうから、非常時以外は使っていませんでした。それが、ahamoならいってすぐに使えて、20GBまでOKなのだというのでたまげたものです。しかも、Google mapのすごさときたら。営業の仕事を始めたときから濫用と言ってもいいほど多用していますが、それが海外でも同じように使えるのは、裏があるのではと疑ってしまうほど常軌を逸して便利です。
コペンハーゲンではGPSはすぐに地図上ですぐに私を発見していましたが、結局いつも通り間違った信号を渡ったので、信号を三回わたって、二回角をまがったことで、われらが宿泊地のウェイクアップコペンハーゲンにたどり着きました。

しかし、そう簡単にチェックインできません

つくとチェックイン開始の時間の15分前で、自動チェックインようのPCはまだ使えるようになっていませんでした。受付の方に聞いてみると、もう掃除終わっているので、チェックイン手続きをしてくれるとのことでした。ところが、ぬかったことにホテルは夫の名前で予約されており、のこのこ夫の学会出張にくっついてきたおまけの名前はどこにも乗っていませんでした。受付の方が、夫から「妻がチェックインするから入れてあげて」というメールを1通もらえれば、それでチェックインできるということだったので、夫にメンヘラ彼女からのスパムメールのように、「下の文章をコピペして<<メルアド>>までメールちょうだい」「ねえ、送って」「ライン見て」「ローミングして」と短文連発でしつこく送りましたが、なしのつぶてです。人が欺けないなら機械ならと思い、自動チェックイン用のPCに挑みましたが、お金を支払った後でパスポートナンバーがわからず詰みました。海外のホテルのロビーで、お金を払っても部屋に入れず、なおかつ気温が20度もない中、日本から履いてきた来た半袖半ズボンのままの私は途方にくれました。

宿の人は優しかった。

せめて荷物を預けられないかと、今度はチェックイン待ちの人々がたくさん並んでいるレセプションに再び並びました。先ほどと違う受付に通されましたが、受付の方を見た途端、英語で言いたいことを全部言わなければと焦った結果、言葉らしい言葉が出てきませんでした。その様子をみて、「you can use your time」と言ってもらい、落ち着いて話すことができるようになりました。次焦っている人がいたら言ってみたいと思います。
しかし、落ち着いて話したところで、入れられないものは入れられないので、荷物を預かってもらうことになりました。ロッカーに入れられず、受付においてもらう話になるまでに結局合計3回も受け付け並ばなくては行けなくて、45分もたってしまっていたので、時短のために、半袖半ズボンで出かけたのですが、外に出た途端夫と連絡がとれて、チェックインできたのでした。

部屋は狭くてきれいでした

ホテルは一泊食事付きで1万5千円~2万円だったので、そんなにべらぼうに狭いことはありゃんすめえと思っていたのですが、実際に行くとせませまでした。トランクを一つぎりぎり広げられるくらいの床が残されているのみです。でも、狭い部屋の方が物をなくしたときに、探さなければいけないところが狭いので、私は狭い部屋が好きです。設備はめちゃくちゃきれいでした。ガラス張のシャワールームはうおっと思いましたが、ちゃんと見えなくなっていました。一番良かったのは、窓でした。ずいと張り出した感じの窓で窓枠に体操座りできるくらいのスペースがあります。今思うとあそこでビールでも飲んだら楽しかっただろうなと思います。


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