空白小説を自作つぶやき小説「真昼の夜道」でやってみた。
みんなのフォトギャラリーより、yonaka様からイラストをお借りしました。ありがとうございます。本がいっぱいですねえ。私としてはこの状況は本棚が足りるかどうかの瀬戸際をすぎたあたりかと思っていますが、たぶん本棚が間に合ってないのでしょうね。本が落ちてきているので。でも、こういう状況になるまで本をいっぱい置いておきたいものです。
自己紹介します。喋々(ちょうちょう)です。小説家修行中の身です。
前に空白小説を書いたのですが、また、空白小説が書きたくなってきたので、書くことにしました。前に書いた記事はこちら↓から。
空白小説を知らない方々のためにも、書籍情報を掲載いたします。
空白小説
著:氏田雄介 子狐裕介 水谷健吾
イラスト:小林ラン
実際にある小説の書き出し二行の間に、違う物語を書いていく。それが空白小説です。
私は著作権について勉強不足のため、自作の小説で空白小説を書くことにいたしました。前回はのんびりちゃんというつぶやき小説を使ったので、今回、使用するのは不定期連載中の自作のつぶやき小説、真昼の夜道です。
空白小説のルールにのっとると、
これはただの小説だ。さて、どこからはなしたものか。
をわけて、間のストーリーを補完する感じですね。
では、
これはただの小説だ。(空白小説)さて、どこからはなしたものか。
でやってみることにします。
どうすればいいんですかね。これ。
空白小説「真昼の夜道」
これはただの小説だ。
そう、小説でしかないのである。
ただ、私は小説の主人公であることを知らない。
知らないがゆえに、物語なるものを知らなかった。
物語というのは人生である。
人生なんてものは、一寸先は闇であり、私は闇を嫌っていた。
うまくうまくいかないと思いつつも、必死にがんばり、ときには休み、休みまくり、またがんばる。
適度というものを知っていたのが、私を生かしてくれたのであろう。
結果、死後に人類では最長齢となったらしいが、そんなものはどうでもよかった。
私は、一人で生きるのが怖かった。
だから、早くから所帯をもった。
おかげで、たくさんの子宝に恵まれた。
孫もいるひ孫もいる。
ああ、確かに幸せだ。幸せだ。
ただなあ、もう少し計算して物語をつくれなかったものか。
長すぎる人生というのは、それだけ別れも多くなるということだ。
子どもだけでなく、孫とひ孫に介護をさせて多くの時間を潰させてしまったことを私は悔いているのだよ。
もう少しがんばれば、短いはなしもできたんじゃあなかろうか。
え、一人称にしたから長いはなしになった?
私が、しゃべりすぎたからだと?
おいおい、それをどうにかするのが小説の腕の見せ所だろう。
書き直しができない? もう筆を折りかけている?
ああ、もう、全く。
だったら今から私の人生のライフイベントベスト10を発表するから、書き留めておきなさい。
全部書く必要はないのだ。
要所要所を押さえてつなげれば、短いはなしになる。
がんばりなさい。
ええと、さて、どこからはなしたものか。
空白小説をやってみた感想
これ、絶対にはなしが長くなるやつですね。
なんとか小説っぽくなったのでしょうかこれは。
なにも考えずに書くから、わけのわからないはなしになりましたね。
実際のつぶやき小説では地の文も一人称みたいな感じになっていますが、二人称小説ですので、気になった方はぜひ、お読みください.
絶賛不定期連載中です。マガジンで1話から順番に並べています。すごく手間ですが、しょうがない。
さて、二つ目の空白小説を完成させました。
感想としては、次はのんびりちゃんの二話目でやってみたいですね。
このまま定番化させたいです。
著作権を考えなくて済む自作小説のありがたみをここで感じるとは。
みなさんも気に入っている小説でやってみてもいいかもしれませんね。
ただ、noteに投稿するときは著作権がからんでくると思いますので、自作小説でやってみるのが、いいかもしれないです。
私は書き上げたあとに、宣伝にもなるなーと思いましたが、よくよく考えれば宣伝になっているのかどうか、微妙なところだと思います。
今回、空白小説で使用したつぶやき小説の「真昼の夜道」は読まない方がいいのではないかというくらいに、私好みの内容になってますからね。
お読みになられる方はご注意を。嫌な気持ちになる二人称小説です。
次は、のんびりちゃんの二話目で、空白小説を書く予定です。
書けるだろうか。まあ、がんばろう。