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体力錯覚日記

意識がかすかに覚醒した時点で違和感はあった。
昨晩は12時に寝たはずなのに妙に心地よいとは思った。

なにより、少し開いた瞼の隙間から感じる外の明るさで「あぁ…」と落胆するのだった。

普段5時起きのところ、3時間も寝坊してしまった。おかげで睡眠スコアも92を叩き出していた。
寝坊の原因は目覚ましのかけ忘れという、しょうもない理由だった。

寝室を出ると妻はリビングにあるコタツで寝ていた。なぜか上の子(娘)も一緒に寝ていたが、おそらく夜中に起きて隣にママが居なくて探しに行ったのだろう(娘はママの方が好きなのだ)

コタツの上にはパソコンが置きっぱなしだったので妻は仕事の寝落ちだと思われる。

誰も起きない日があるものなのだなと思いつつ、とりあえずコーヒーを淹れる。

3時間の遅れはいっそ余裕を生み出し、妻とゆっくりコーヒーを飲んだ。


ランニングはやっと3km走ることができた。相当に遅いが。
ここからは毎日3km走るのは守りつつ、スピードも徐々に上げていきたい。

ランニングは神聖な時間だなと思う。
基本的に誰にも邪魔されず、己の立てた目標に向かってひたすら走る。タイムと距離という目標を立てやすい指標もある。
目標も誰との比較でもなく、今の自分と向き合って好きに決めれるのだから自由だし、達成に向けたやりがいもある。
しかも、外に出ればどこでもすぐにやれてしまう。

夜は晩御飯を作りつつも、明日の朝用に赤魚の煮つけを作り置きし、夜食用に焼きおにぎりの試作をするなど、料理へのモチベーションが高かった。

正確にはモチベーションが高いというよりは、体力が付いてきたのかもしれない。やりたいことがあっても以前はどうしたって夜は疲れてクタクタなことも多かった。
これもランニングのおかげ……と書きたかったけれど、調べたところ個人差はあれど2週間~3ヶ月くらいは体力向上に時間がかかるらしいので、ただの思い込みかもしれない。

でも、確かに変化を感じる日々だ。

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