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家事の時短と妻の底力

家事の時短を目指す。


という事でドラム式の洗濯機を購入した。

乾燥が目的だ。


正直、洗浄力などは実感できないので気にしない。

洗濯物って干すのが大変と思われがちだけど、洗濯機が回っている間の待ち時間がもったいない。

干して取り込んで、たたんで、片付けてと家事の中でも特級に時間のかかる洗濯。

その中の干す、乾かすとう部分を自動でやってくれるのが、ドラム式洗濯機のいいところだ。

干さなくてもいいから待たなくてもいい。

最高。


次男がこども園に通うようになり、妻も仕事に復帰で、今まで以上に慌ただしい毎日になること容易に想像できる。

殺伐とした空気感が家族を包み込む。


だから、洗濯に掛かる時間はバカにではできない。

今ある洗濯機が故障しているわけではない。

でも、耐用年数の7年は過ぎているので、いつ不調になってもおかしくない。

これは買うしかないなと夫婦で意見の合意がなされる。

家電屋さんへレッツゴーというのは自然な流れだった。

かなり痛い出費ではあるが、お金で解決できるものは支払うというのが僕の流儀だ。
(僕のお小遣いはその限りではない)

妻はギリギリまで悩んでいたが、洗濯がもたらす時間の浪費を考え、決断してくれた。

ちょっくら偵察に、ぐらいのつもりで店頭に行ったが、その場で購入。

いい客だ。

夫婦から買いそうなオーラが出ていたのか、店員のお兄さんはグイグイ攻めていた。

最終的に「こういうのってタイミングだよね」ということで購入。

しかし、行き当たりばったりの購買行動だったので、古い洗濯機をどう処理するかなんて考えてなかった。

耐用年数以内であれば、家電屋さんが下取りしてくれるサービスもあったが使えない。

業者に引き取ってもらうには5,000円強のお金が必要。

ひとまずのそのチケットのような引換券のような代物も一緒に購入する。

ドラム式が来た時に、そのチケットのような代物を渡すと古い洗濯機も回収してもらえるという。

ははぁなるほど~楽チンだねぇなんて考えていたら。

妻が「売る」とおっしゃる。

僕は思わず「え?」と驚く。


 新しいドラム式が届くまであと10日。

耐用年数の7年が過ぎた洗濯機なんてだれが買うのか。

そしてそれをどうやって送るのか。

僕は頭の中で思考がぐるぐるとして3秒程フリーズいていたと思う。

しかし、こういう時は妻に任せるに限る。


僕の常識なんて世の中では通用しないもんだ。

古い洗濯機を回収してもらえるチケットのようなモノはいつでも返金できるという。

ならばチャレンジするのが正解か。

こうして妻の洗濯機を売りさばくミッションが始まる。

ジモティーやメルカリで売るのが良いだろうという事でリサーチ開始。

ネックになるのは、やはり引き渡し方法だ。


ジモティーで見ず知らずの人に家まで取りに来てもらうのはなんだか気持ちが悪い。

メルカリでどうやって発送するのか。

妻は黙々と調べている。

頼もしい。


僕ならそんな面倒なことが5,000円で解決するのだから、払ってお終いと考えてしまう。

そしてヤマトが取りに来て梱包して、発送してくれるというサービスがあることを発見。

そのお値段8,000円強。

高けぇ。


メルカリで売るとなると手数料も取られる為、1万円前後で出品しないと赤字だ。

元々5,000円で業者に引き渡すつもりだったので、多少の赤字は問題ないが。

そして数日後。

「洗濯機売れたわ」と妻から報告が。

すげぇ。


だれだよ買ったの。

耐用年数過ぎているのわかって買っているのか?

いちおう説明欄にはその記述は入れたと妻はいう。

そしてそのお値段なんと。

12,000円!

鬼かな?


僕は妻が少し怖くなった。

そしてそれを購入した人はどういう人間なのか強烈に気になった。

手数料もろもろを引いて、手元に残るのは3,000円程度か。

元々、5,000円強支払うつもりだったのだから気持ちの面では8,000円程度設けたようなもんだ。

すごい。

僕にはぜったいできない。

その労力を惜しまない姿勢を見習わねば。


しかし、捨てるのとは違い「売った」わけだから、「商品」を掃除をする必要がある。

そういう手間は掛るが、トータルでいえば確実に家計にプラスとなるだろう。

そして時短家電も手に入れ、この洗濯機購入の物語は終幕となる。

さぁバリバリ働いてもらうぞ、ドラムくん。


ではまた。


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