節分の夜は外に出ては危険だよ
2月3日は節分。
節分といえば豆まきに加え恵方巻を食べる季節感のないイベント。
節分をしたから「あぁ冬だなぁ」とはならない。
でも子どもと楽しく過ごすイベントとしては中々良い。
僕自身も子どもの頃から恵方巻や豆まきをしてきた。
でもその由来は知らない。
なんとなくそういうもんだと思ってやってきた。
おそらくは諸説有り的な感じだろうから結局ハッキリしないだろうし。
だから子どもに色々と質問されても困る。
でも僕も節分について気になることはある。
外に追い出す「鬼」はなんとなくイメージできる。
昔話なんかにもよく出てくるし。
きっと角と牙があって、金棒を持っているに違いない。
でも「福」というヤツは?
「福」と言われてもイメージがわかない。
七福神てきな?
おかめ?おかめ納豆の?
あの人怖い。
「福は〜うち」の声掛けで家に招き入れるのに正体が不明では恐ろしい。
そんなセキュリティで大丈夫?
知らない人をお家に上げてはいけません。
「福」というだけで家に上げているようじゃ昨今の特殊詐欺から身を守ることは難しいかもね。
「あ〜オレオレ福だけど、お金振り込んでくれない?きっと家に良いことあるよ〜」なんて言われて振り込んでいるようなもんだ。
そして逆に「鬼」というだけで追い出してしまうのはどうかと思う。だって外にいけということは、すでに家の中にいるんだよね?
今まで普通に家にいたのに豆をぶつけて追い出す。
理由は「鬼」だから。
最近そういう差別的なのはどうかと思うよ。
炎上するよ。
気をつけないと。
節分ってなんだか怖い行事に思えてきた。
家にいる「鬼」を追い出して、見知らぬ「福」を招き入れる。
その「鬼」がいいヤツだったらどうする。
招き入れた「福」が悪いヤツだったらどうする。
過去からの風習だからと気軽に豆をまいていいのか。
一度よく考えてみよう。
「鬼」を追い払うのが豆というのもなんとも面白い設定なのだが、そこまで不自然でもない。
でもその豆につられて来る「福」にどうしても心を開くことができない。
鳩かな?
そんなヤツ信用していいのか?
あと疑問なのは、豆を投げられ理不尽に追い出された「鬼」が外に溢れているというのは大丈夫なの?ということ。
家にいると駄目だから追い出したんだよね?
害があるんだよね?
無策に外に追いやっていいの?
理不尽さに怒った鬼が徒党を組んで襲ってきたらどうすの?だれが責任を取るの?
節分の夜は外にでないほうがいい。
きっと「鬼」がついてくる。
だって来年の節分でまた豆まきするよね?
ってことはまた家の中に「鬼」がいるよね?
その「鬼」はいつきたの?
追い出したのに。
それは節分の日の夜に出歩いている人についていくからだよ。その「鬼」がひとりならまだいいけど、ファミリーかもよ?養える?
自分の家だけが助かればいいと安易に豆を投げて「鬼」を追い出してもいいのか。
「鬼」を改心させて「福」にするべきなんじゃないのか。
豆をぶつけて追い払うというのはあまりにも野蛮な行為であり、現代にはそぐわない。
説得して更生するプログラムが必要だ。
鬼保護団体を設立するときだ。
こんな妄想をしつつも、子どもとしっかり鬼は外をした僕は立派なパパだ。
子どもが屁理屈な思考にならないようにこういう事は胸に秘めておくのが正解だね。
僕らが追い出した「鬼」がまだその辺にいるから皆外にはでないようにね。
ではまた。
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