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脱リコメンドで厚みを出す

キライなことに触れない事はいいことか。
楽しいことにばかり触れていると人はどうなるのか。

世の中にはリコメンド機能というモノがある。

スマホなどのインターネット上で、自分の興味のあるもモノを勝手に表示してくれる大変便利な機能だ。
この機能が働いているおかげで、僕たちはキライな情報にさらされずにスキな情報にどっぷりと浸かれるのである。

え?
なにが困るのって?
別に実害があるわけじゃない。

でも自分のスキなことを誰かに固定されているような気持ちになる。

本当にスキかどうかわからないのに、いつの間にかスキにされている。
そんな洗脳のようなことがリコメンド機能によってなされているのではないか。

そう勘ぐってしまう。

これを防ぐには自分から多種多様な情報にアクセスするか、情報をシャットアウトするしかない。
リコメンド機能をオフにすることもできるのかもしれない。

とにかに、無作為に目の前に表示されているように見える その情報は誰かに操作されているかもしれない。
という危機感を持ちたい。

情報の取得はスマホなどのネット以外でもできる。
本屋さんに行ってみよう。
お店をざっと一周すれば 自分の興味のない情報にさらされる。
そこで新たな発見があるかもしれない。
新たなスキ、新たなキライがそこにあるかも。

本屋さんに行っても立ち寄るコーナーがいつも同じなら、それはセルフリコメンドしていることになるので、店内を一周してみよう。

しかし 自分から興味のない事に足を突っ込むことや、キライなことに触れるには勇気がいる。

でもその勇気が人間に厚みをだす。

リコメンド機能でうっすいうっすい人間が量産されている。
リコメンドはスキそうな商品を買わせる為に開発された恐ろしい機能なので 気を付けたい。

全人類スマホ時代に このリコメンドから逃れることは不可能だろう。
ならば自ら興味の外に飛び出すしかない。
さぁ勇気を振り絞るのだ。

え?
自分が何がスキで何がキライかわからない?
それ、リコメンドにやられています。

キライなモノに触れる機会が奪われている証拠だ。
とにかく一回本屋さんに行こう。

話はそれからだ。

そして興味のない本を読んでみよう。
これは あなたが想像よりも苦痛であり 読破するには忍耐力が必要で、まさに修行といっても過言ではない。

でもそのひと手間が人生にも厚みを作るのだ。

そんな僕がキライなもの。
それは…。
あれ?なんだろう。

おのれリコメンド!
僕からキライを奪うなんて。


なんと罪深いことを。

あー本屋に行ってキライを取り戻さないと。
たまにはキライに触れることでスキがもっとスキになるかも。
食わず嫌いだっただけで、実はスキだったって発見も楽しい。

この世にはまだまだ自分が知らない世界が広がっているはずだ。
リコメンドに押し込められるのはもったいない。

グローバルに見えるインターネットの世界は リコメンドでギュッとされているのだ。
その証拠に僕らは世界で起こっていることを殆ど知らない。

でも いつもいいモノをオススメしてくれてありがとうリコメンド機能。
要はモノは使いよう。
ただ一方的に悪者に仕立て上げるのではなく、上手く付き合う方法を見つけたいものだ。

そう、だから僕が上手に使ってあげる。

この記事をまだ見ぬ読者にリコメンドすることを命ずる。

いけ!

リコメンド!

僕の記事をたくさんの人に届けるんだ。

ではまた。

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