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高円寺に行ってきたよ

行ったことのないところに行きたくて、どこにしようか迷っていた。
東京 中央線にある高円寺駅で降りて散策しようと思った。
厳密に言うと行った事のないところではないけれど、高円寺は随分前に行ったきりで10年ぶりくらいだ。

まず、東京メトロの新高円寺駅で降りて、「猿田彦神社」を目指す。
スマホの地図を頼りに歩く事5分。なんか違う。
反対方向に歩いていた。気を取り直して、歩き出す。
じりじり太陽が照りつけて暑い。道路に面していきなり鳥居が立っていた。神社に到着だ。一連の流れを済ませた。

この猿田彦神社は、導きの神様。

同じ敷地内にもうひとつ神社がある不思議な空間。
でも、ほっとするような、落ち着くような気持になった。

そこから高円寺駅を目指して、勘を頼りに歩く(おいおい、地図見ないのかい?)なんとなく辿り着ければいいやと思うと気が楽なのだ。
20分くらいでちゃんと高円寺駅に到着した。誰かと一緒だとこれはできない。1人だからできるのかもしれない。

懐かしいような…でも建物が変わっていたり、やっぱり10年の歳月を感じた。商店街の喫茶店に入ってみた。ピザトーストのセットを頼む。店員さんが1人でてきぱき動いていて、お客さんは常連さんばかりの様だった。

なんとサイフォンで淹れてくれるコーヒーだった。カウンター席に案内されたので、サイフォンを穴が開くほど見つめてしまった。サイフォンの原理は本当に不思議だ。面白い。

コーヒーは、丁寧な味がして美味しかった。ピザトーストも懐かしい美味しさ。大満足で喫茶店を後にした。

さて、駅の近くに「高円寺氷川神社」があったのでこちらも参拝した。
次から次へと人が来るので人気の神社の様だった。

ずーっとそのまま歩いて行ったら、教会があった。
私は無宗教だけど、教会の中に入ってみたくてキョロキョロしていたら、教会の関係者の方が入り口を教えてくれた。

教会の中に入ると、まず最初にステンドガラスが目に入って、そうしたら涙が溢れてきた。
都合のいい時に神様に祈るのはどうなのだろうか。
だけど、私は必死にイエス様の前で「どうか良い方向へお導きください」と祈っていた。

猿田彦神社で思ったのだ。
自分の願いではなく、良い方向へ導いていただくと想うことの大切さ。

ずっと、頭の中で考え事をしていて休まることが無かった。
教会に入った瞬間に頭の中の雑音が消えて、祈って、椅子に座ってただ時が過ぎる。時折涙が溢れる。

その教会は本当なら、教会を閉める時間だったのに少しだけ私の為に時間を延ばしてくれたのだ。
教会の扉を閉める作業をしながら「どちらからいらっしゃったの?」と聞かれた。「近くではないのですが、とても心がホッとしました。時間を延ばしてもらってありがとうございました」とお礼を言った。

そう、とても心がホッとしたのだ。ほんのわずかな時間だったけれど、今の自分には必要な場所だった様に思う。

相変わらず太陽はじりじり照っていた。駅の方へ歩いて戻る途中に、
「高円寺」を発見。そうだよな…高円寺駅に高円寺というお寺があるだろうに、全然結びついていない自分に笑ってしまった。

高円寺の中もだれも人がいなくて、だけど、ものすごい立派な本堂だった。
本堂の隣に双龍鳥居がすごく格好良かった。
こちらは、人が誰もいなくてのんびりすることができた。

時間的に高円寺でタイムアップだったので、そのまま電車に乗って帰路へ。

何かを買ったり、食べ歩きしたわけではなかったけれど、高円寺の神社やお寺、教会を巡ることができて、パワーをいただいた気がする。

無宗教であるからこそ、色々な神様に出会えるのかもしれない。
いつか今抱えている事が終わったら、noteに書いてみたいと思う。


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