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登山や100キロウォークで足に肉刺(マメ)を作らない簡単な方法[材料は100均で220円でOK]

登山や100キロ(長距離)ウォークをされる方の悩みの一つに肉刺(マメ)ができてしまうということがあります。

この記事は簡単で効果的な肉刺の予防方法をお伝えする内容です。
すでに効果的な方法をご存じの方には意味のない記事ですが、肉刺にお悩みの方には完登や完歩に貢献するとともに、後日の足のダメージも軽減し比較的早く通常の生活に戻れるものであると自負します。また、材料も100均やホームセンターで購入できるもので、100均だと商品2個の税込220円で事足ります。わざわざ買わなくても探せばご家庭内にあるかもしれません。

私の趣味にマラソンや100キロウォークがあります。
フルマラソンは長距離といっても時間としては私のようなのんびりランナーでも5~6時間で完走できるためか、大きな肉刺はできたことがありません。できたとしてもフルマラソンの後半になってから小さなものができ始める程度なので、「大きくなる前」「痛みが強くなる前」にゴールしてしまうためタイムや完走の障害になったことはありません。
一方、長距離ウォークについては私は頻繁に100キロウォーク大会に参加をしておりますが、歩くだけながら制限時間をフルに使うと24時間以上活動することとなるため小さな肉刺でもダメージの積み重ねで脚に大きな負担をしいることとなります。

100キロウォーク大会といってもコースにより制限時間なども万別です。参加人数がダントツに多い行橋~別府100キロウォークでは制限時間26時間となっています。また、中山道木曽路100キロウルトラウォーキングでは30時間です。この大会はざくっとですが半分弱は軽登山のような街灯もない山道をあるくこととなるためこのような長めの制限時間設定となっています。
私がメインで参加している行橋~別府100キロウォークでは特別早い人なら12~13時間で完歩する人もいますが、普通に参加すれば20時間切るかどうかが早めの人と遅めの人との境目かと思います。
私自身は参加当初はなるべく早いタイムを目指して急いで歩いていましたが(それでも20時間くらい)、最近では時間オーバーしない程度にのんびり歩いており25時間程度で完歩するよう調整しています。
しかしながら寝不足や練習不足で体のコンディションの悪いときや雨天で歩行条件の悪いときにはリタイヤしたこともあります。
当記事で取り上げる肉刺だけならなんとか我慢してゴールできるかもしれませんが、寝不足や練習不足で脚が重いときに肉刺ができたら心が折れそうになります。実際、雨天開催で30キロまでに肉刺が大小合わせて10個ほどでき、寝不足練習不足や寒さも相まって60キロ過ぎでリタイヤしたこともあります。雨天開催の場合は雨水により足の裏はすぐにふやけてしまい肉刺ができやすくなります。いずれか一つでもなければもしかしたら完歩できたかもしれません。
体調を整えるのは心構えとしては当然ですが、すでにスタートに立ってしまえば体調も天候も受け入れるしかありません。

ただひとつ「肉刺の予防」だけができることです。

行橋~別府100キロウォークでは36キロ地点に第1チェックポイントがあります。多くの方がここまではたどり着きますが、チェックを受けた後は小休止をとり、軽食の補給やテーピングのやり直しやストレッチをしています。

この時点で既に足の裏の肉刺のケアをしている人が散見されます。61キロの第2チェックポイントや87キロの第3チェックポイントになるとその割合もしだいに増え肉刺のせいか疲労のせいか足を引きずりながら歩いている人はあたりまえのようになります。

私もこの肉刺予防法を確立するまでは第1チェックポイントの時点で肉刺ができ始め第2チェックポイントより前の時点で歩行に支障の出る程度の肉刺ができていました。痛みが無視できなくなると休憩地点で安全ピンなどで肉刺から体液を抜き取りテーピングで固めてから歩きます。これで痛みはあるものの皮膚ずれがおこらないのでなんとか我慢してゴールを目指します。しかし、肉刺をいくつか処置してもまた別の場所に肉刺ができ随時処置をしながら歩くことになります。私もその他の多くの人も100キロウォークを完歩するという目標があるためゴールまでこの痛みを我慢をしテープを切っています。
ゴールだけが目的であればこのように我慢すればいいのですが、ゴール後の苦痛も問題の一つです。
行橋~別府100キロウォークではゴール後に自分の預けた荷物を引き取るのに近くの体育館まで200メートルほど歩いて取りに行かなくてはなりませんが、肉刺の痛みをかばいながら歩き続けたこととゴールしてほっとしたことも相まって急に痛みを強く感じて足を引きずりたくなります。さらに翌日以降はつぶした肉刺が治るまでは痛みに耐えながらペンギンのように歩くことになり、外回りや出張の多い仕事の場合は支障も出ることでしょう。

私も数年前までは上記のような状況が当たり前と思っていたので行程の途中で肉刺ができてから対処しており、帰宅後も足の裏が治るまでかかと歩きで過ごしていました。なお、少しでも早く治るように処置の際には肉刺の皮ははぎとらずに再び癒着するようなるべく小さな穴をあけて体液を絞り出してからテーピングをしていました。
そのほかにも肉刺のできにくくなるテープやチューブの塗り薬などを試しましたが、テープはできる場所が変わるだけであったりチューブは塗っても予防にならなかったりと高い割には効果的ではありませんでした。
何とか改善できないかと、ネットで実録記事やブログを見ても上記の状況と同じような内容ばかり(対処療法)でした。

そのようななかで3年かけて試行錯誤したところ簡易な方法ながら効果的な予防法が見つかりました。

この方法を使用して中山道木曽路100キロウルトラウォーキングに参加したところ雨天開催で27時間以上かけて完歩したにもかかわらず、肉刺はゼロでした。また、同大会のゴールは南木曽駅の外れだったのですがゴールして荷物をまとめている最中に運営より「あと5分で電車が出ます。次の電車は1時間以上後です」とのアナウンスがあったので荷物を程々にまとめてから慌てて走ったところ、ゴール地点から100メートルほど普通に走って切符を買って、さらに改札から発車ホームまでは向かいのホームまで階段を使い連絡通路を通っていかなければなりませんでしたが余裕で乗車に間に合うことができました。それまでの大会では考えられないことです。
翌日も疲れは残るものの趣味のボルダリングをすることができるなどダメージを劇的に軽減することができました。

以下、具体的な方法です。
なお、肉刺の予防には効果的で肉刺をかばって無理をして歩く分の負担は軽減しますが、根本的な疲労は各個人の体力に応じて当然生じます。

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