見出し画像

溶血性レンサ球菌感染症

みなさんこんばんは。
写真のフォルダを見返していたら以前食べた角煮醤油ラーメンが!また食べたい!
どーもMittsuです。

今日は、溶連菌と呼ばれる細菌による感染症について話します。
溶連菌は、「溶血性連鎖球菌」という細菌の略称です。

主に、のどに感染して、
・咽頭痛
・発熱
・場合によって体や手足に発疹出る(猩紅熱
といった症状が出るとされています。

あまり、咳や鼻水は出ません。

また、特徴的な口腔の症状があり、舌がイチゴのように赤く、ボツボツすることもあります。

感染後は次第に扁桃にうみが溜まり、喉は赤くなり、リンパ節が腫れることも多いです。

溶連菌自体は、抗菌薬によりすぐに治癒をするとされていますが、よくなったところでやめてしまったり、そもそも治療せず放置してしまうと悪化の経過をたどります。

悪化した場合の疾患は?
・リウマチ熱
・糸球体腎炎
・丹毒
・蜂窩織炎

などを起こすともされています。

もう一つ注意が必要なのは!
「劇症型溶連菌感染症」です。人食いバクテリアと呼ばれるものです。

主な病原体は、A群溶血性連鎖球菌(Streptcoccus pyogenes)が関連します。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)という病気は、元気な人に突然発症し、急速にた臓器不全に進行するβ溶血を示す連鎖球菌による敗血症性ショック状態です。

初期症状

・四肢の疼痛、疼痛(糸球体腎炎による浮腫も出ることがある)
・発熱
・血圧低下

発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内に悪化することが懸念される病気でもある。

・軟部組織壊死
・急性腎不全
・成人型呼吸窮迫症候群 (ARDS)
・播種性血管内凝固症候群(DIC)
・多臓器不全(MOF)
を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多い。近年は、妊産婦の症例も報告されている。

検査

通常無菌的である部位(血液、脳脊髄液、胸水、腹水、生検組織、手術創など)からβ溶血を示すレンサ球菌が検出されることが劇症型の要件であり、顕著な菌血症を示すとされている。
培養検査でA群溶血性レンサ球菌が同定された場合には、患者の状態(ショック状態や敗血症の状況)を鑑みて診断に至ります。

治療

抗菌薬
ペニシリン系薬が第一選択薬で、組織内の菌密度が上昇すると菌の発育が抑制され、βラクタム系薬の効果が低下する現象が知られているため、極端な敗血症病態では、細胞内移行性の高いクリンダマイシンを推奨されている。

壊死に陥った軟部組織は本菌の生息部位であり、筋壊死による腎不全および代謝性アシドーシスの悪化を防止するため、可及的広範囲に病巣を切除することが必要である。

感染症法

全数報告対象(5類感染症)であり、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出なければならない。

以上、溶連菌感染症についでした。
それでは、おやすMittsu💤

よろしければサポートお願いします!頂いたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!