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医療器具関連感染 その3

みなさんこんばんは。
たこ焼きには天かすと紅生姜を入れるのが大好きです。作るのも楽しくていいですね。
どーもMittsuです。

本日は、医療器具関連感染 その3の人工呼吸器関連肺炎(VAP)についてお送りします。

毎回話していますが、やはり医療器具関連感染予防では、手指衛生が重要です。

そのほかの対策

人工呼吸器回路を頻回に交換しないこと!
→人工呼吸器回路を外して開放させると、回路内に通じた下気道の汚染が高まるので、定期的な回路の交換はVAP発生率を高くなるとされます。以下の場合に交換をしましょう!
①回路内の目に見える汚れや破損がある場合に交換する
②定期的な交換をせず、7日未満の交換は推奨しない。
③回路に溜まった水滴は、発見した時や体位変換前に回路を外さない手技で水滴を除去する。

適切な鎮静・鎮痛を図る。
特に鎮静をかけすぎることで人工呼吸器を使用する時間が長期化してしますため、その分肺炎のリスクが上昇するため避けなければなりません。以下のことが重要です。
鎮静スケールとしては(RASS)の使用が推奨されています。
②RASSのスコアは −3〜0となるように投与量を調節する。
③過鎮静かどうかの評価を毎日行う。
④日中は、スタッフの人数や医師いるため、鎮痛薬の中断・減量を検討する。
⑤筋弛緩剤は特別な時以外は持続投与しない。

人工呼吸器からの離脱ができるかどうか毎日評価する。
気管挿管そのものがVAPのリスクであるため、気管挿管期間を短縮するために離脱の手順などを準備する必要もあります。
ですので、1日1回は必ず離脱できるかの評価が必要です。

人工呼吸器管理中の患者の体位を仰臥位で管理しない。
仰臥位で患者を管理すると、胃内容物が口腔や咽頭に逆流し、VAPの発症率が増加するため、ベッドの頭側をあげて体位を調整することが重要。
→禁忌でない限り頭側を30度〜45度を目安として体位を調整する。
また、経管栄養中は必ず実施することが重要。

以上、医療器具関連感染のその3のVAPについてお話ししました。
それでは、今日はここまでとします。おやすMittsu💤

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