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【子連れWDW】親子三世代珍道中#3 ゆうは何しにアメリカへ?

一番に起きるのは、いつもとうちゃん。

窓の外には朝もやに包まれた滑走路があり、もう何機も飛び上がっている。

ゆうを起こすとスッキリした表情で窓のそばにやってきた。
ゆうは飛行機が大好き。

ぺーも起きて兄ちゃんのそばにやってきたが、イスから転げ落ち大泣きしてしまった。

となりの部屋のじいちゃん・ばあちゃんに声をかけ、6人で朝食に向かう。

【登場人物】
じいちゃん  いつもおだやかニコニコ百姓。
ばあちゃん  おしゃべり大好き給食おばさん。
とうちゃん  自称旅行プランナー。
かあちゃん  ピアノ・バドなど多趣味。
ゆう     長男。明るくておしゃべり。
ぺー     次男。おっとりのいやし系。

シリーズ1番目の記事はこちら👇


いざ成田空港へ

2001年11月24日。

8:10にホテルをチェックアウト。
ホテルからは無料送迎バスで成田空港第2ターミナルビルへ向かう。

今日も子どもたちはバスに乗ることができてご機嫌。

ゆうは、気分が高揚するとおしゃべりになるからすぐに分かる。

いっぽうぺーは、いつもマイペース。
兄ちゃんの様子を見て、とにかく真似をしたがる。

バスに揺られてターミナルに到着した。

チェックイン・出国手続き・搭乗手続き

オレンジ色がまぶしい特大のスーツケースを転がし、6人は団体チェックインカウンター(Z)にやってきた。

大きな荷物を3つ預け、そのままチェックインをする。

『ANA ハローツアー』で行くこの旅。
ここで旅行の案内があったのだが、思ったよりもあっさりしていた。

「こんな説明で良いのかな?」といぶかしげに思ったのだが、終わったのだから先に進むしかない。

じいちゃんが「小さいバッグがほしい」というので、買い物の時間を設けた。

黒いウェストバッグを買って戻ってきたが、なんと安い腕時計まで買っていたようだ。

せっかくならフロリダで買えばいいようなものだが、これが旅の準備らしい。

出国手続きを開始する。
すでに20人ほどの列ができていた。

不慣れな出国審査をなんとか終え、6人一行は「A63ゲート」までやってきた。

窓の向こうには、白地に青のラインが映えたANAのジャンボ機。

子どものみならず、大人の私でも興奮がおさまらない。


2歳の子どもはひざの上?それとも席を取る?

国内線の飛行機だと、2歳までならひざ上に座らせることができる。
その場合運賃は無料だ。

それでは国外線の場合もそれで行けるのだろうか?

結論は無理だ。
2歳児は子供料金(大人の50%)が発生する。

2歳未満の幼児一人ならひざ上に載せれば無料、もしくは大人運賃の10%で乗れるらしい。

しかし、そんなことをして10時間を超えるフライトに耐えられるはずがない。
大事なのはアメリカについてからの体力とメンタル。

往復の飛行機はできるだけリラックスできるよう準備したい。

いよいよ搭乗

空港ターミナルビルについて2時間半。
ようやく飛行機への案内が始まった。

子どもたちも、これから特別なことが始まることを感じている。

じいちゃんとばあちゃんは平静を装っているが、いつより少しだけ背筋が伸びているのを見逃さない。

2か月前に感じていた不安がはるか遠くに消え去っている。

6人にとっては、ここからすべてがアトラクションなのだ。

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