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【子連れWDW】親子三世代珍道中#2ゆうは何しにアメリカへ?

とうちゃんは夜明け前に目が覚めてしまい、じいちゃんの家の中をうろうろ歩き回っている。

今日はいよいよディズニーワールド旅行出発の日。

私たち家族は昨夜、じいちゃんちに泊り出発に備えていたのだ。

やがてそれぞれ起きてきて、身支度を始める。

この日のためにレンタルした特大のスーツケースには、じいちゃんとばあちゃんの荷物を詰め込む。

あらためて言うが、これは2001年11月の旅行記である。

【登場人物】
じいちゃん  いつもおだやかなニコニコ百姓。
ばあちゃん  おしゃべり大好きな給食おばさん。
とうちゃん  自称旅行プランナー。
かあちゃん  ピアノ・バドミントンなど多趣味。
ゆう     長男。明るくておしゃべり。
ぺー     次男。おっとりのいやし系。 

シリーズ1番目の記事はこちら👇


じいちゃん ばあちゃん 腹をくくる

松山空港に行くにはまだ早く、一度自宅に寄る。

5年前のディズニーワールド旅行アルバムを開き、じいちゃん・ばあちゃんに旅のイメージをつかんでもらった。

ぐうぜんWOWOWで放送していたのが、ディズニーワールド特集の番組。

全部見ることができないので、録画予約ボタンを押しておいた。

「もう腹をくくった」

じいちゃん・ばあちゃんはそう言っている。不安がないはずはない。

旅行中できるだけ心配することが少なくなるよう、とうちゃんはさらに下調べを徹底するのだった。


いよいよ松山空港へ

一週間を超える外出だから、自分の車で行くことは難しい。

ありがたいことに義理の妹二人が、松山空港まで送ってくれた。

11月23日、勤労感謝の日。
空港までの道は祝日らしく、車が多い。

松山空港にはさらに多くの車が集まっていて、いつもの駐車場にはとうてい停められそうにない。

奥側にある第2駐車場に車を停め、空港ビルまで歩いて移動する。

すぐに搭乗手続きを始めたけれど、あっという間に保安検査場に入る時間が迫っている。

ここまで送ってくれた妹二人に別れを告げ、6人で機内に向かった。

ANA592便でいざ東京へ

機内では「ゆう」がごきげん。

ANAのポケモンポーチをもらって得意顔だ。

太平洋上の気流は安定しており、順調な旅の始まりを予感させる。

じいちゃん・ばあちゃんは富士山を期待していたが、右側の座席だったため見ることができず。

「山から煙が出よる」とゆうが言うので見てみると、それは三宅島だった。

さあ、そろそろ羽田空港だ。

リムジンバスで成田へ

飛行機を降り、預けていた荷物を引き取って到着ロビーに出る。

成田空港まではバスで移動。
とうちゃんはチケットカウンターを探した。

10分も待てばバスが来るようで、乗り場へと急ぐ。

せっかくリムジンバスに乗るのだから、子どもたちを最前列に座らせたい。

ゆうは、乗り物が大好き。

お台場のビルを眺めるため、首が折れそうなくらい上を向いている。

「もう着く?」
到着が待ち来れない子供たち。

国際空港の検問を受けたリムジンバスは、75分のドライブを終え第2ターミナルに滑り込んだ。

出国の前泊は「成田全日空ホテル」

出国の前泊は成田全日空ホテル(現:成田クラウンプラザホテル成田)。

空港からホテル行きのバスに揺られ、イルミネーションがきらめくホテルに到着した。

ロビーで聞こえる声は日本語に交じって様々な国の言葉。

ここが日本の玄関だということが、ロビーにいるだけでわかる。

チェックインのあと夕食のため再び第1ターミナルに戻ったが、食事を終えるとすぐにホテルに帰った。

明日は出国。

じいちゃん・ばあちゃん・ゆう・ぺーの4人は初めての海外。

親子三世代珍道中はいったいどうなるのか?

次回からいよいよ本番。





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