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収穫

先週かな2週間くらい?ひじょーに忙しかった。グループ活動があって、私は、イタリア人の子とポピュリズムの批判についてスライド作成のために共同作業してて、その間にスペイン一人旅4日間して(イタリア君に迷惑を掛けました)そして帰ってからまた共同作業、その後グループ活動でくたびれた~。

でもその期間の中に、結構収穫があった。私が(ランダムで)配属されたグループは、みんなメンバーが国際政治、歴史に関してすごい詳しくて、最初に、グループメンバーが発表された後、心底いやだった。メンバーの情報として、セミナーの時間、トピックが難しくなってみんなが沈黙を極める中、彼らだけが発言するような感じ。そして、知識だけじゃなく、それに関して自分の意見も言える感じ。そのなかに一人、英語もかれらに比べたらできず、なんなら国際政治に関して全く知識のない人が葬りこまれた状況だった。

そんな状況で、最初のグループ活動がスタートして、仕事を分担する過程で、イタリア君(ここではイタリア君とさせていただきます)共同作業をすることになった。

イタリア君の専攻は、歴史と政治学、だから、現代の国際関係に関わらず、根本的な問題点とかも把握してるし、なにより楽しそうに勉強していた。

この時期、私は、前期から抱えていた、自分の英語に対する劣等感がぬぐい切れてなかった。例えば、ここに長く滞在してて、英語に不自由がない人、そして元々英語圏出身の人、インターに通ってた人とかの前では、英語を話したくないという問題を抱えていた(今もそれは全然進行中)

それでもちろん、イタリア君もそう言った類の人で、共同作業スタートしたときは、緊張とか劣等感で、自分らしくいられず、私の口数もすごいすくなかった。

でもこの、劣等感を抱えつつ絶対話さないといけない環境に3日くらい朝から晩までイタリア君とずっと一緒にいたせいか、だんだん緊張しなくなって自分らしさを取り戻していった。

おもしろいことに緊張しなくなると、英語が話せるようになった。
だからそこで感じたのが、私ってデフォルトで英語が話せないんじゃないんだって感じたこと。今までは、ネイティブと自分の英語を無意識に比べて、英語ができない、だから話さないってなってたけど、そうじゃなくて、ほんとは話せる。だけど、緊張とか劣等感とか自信のなさが本来の能力を下げているってことに気づいた。

自信と英語って密接に関係してるけど、本来二つは別のもの。それが身をもって実感できて、少し自信を取り戻した。(ありがとう!イタリア君!!!)

あと、イタリア君と一緒に共同作業してるうちに、何か自分が劣ってる部分が実際にあったとしても、自分の意見を言わない理由にはならないなってことを感じた。つまり、私の場合は、英語力、政治の知識の有無に関わらず、自分の意見を言うって大事だと感じた。

作業当初、英語ができない、政治の知識もない、だから、イタリア君が提案することは私が提案することよりも正しい、とりあえず従おうと無意識に思っていた。だけど、作業してるうちに彼はちょっと完璧主義な部分があるなって気づいた。例えば、もうすでに情報をたくさんもっているのに、さらなる情報を集めようとしていた。ここで初めて、いや、そんなことしたら終わらんだろって素直に思って、もしこれを言わなければ、また情報を探してどんどんスライドが作れなくなると感じて、それを言った。あと、作業を分担しようといった。一応、全部意見言ったあと、What do you think?も付け加えた。結果イタリア君がすごい賛成してくれて、無事に早く終わったんだけど、なんか、反対?意見をいうことに申し訳なさとか、抵抗があるかもしれないけど、自分が思っていることを言わないと、チームでしてるのに、決定権を一人に任せてるから結局一人で活動させてることになるし、その人に逆に迷惑をかけてることになるなって気づいた。だから、どんなに、政治の分野とか英語が劣ってても、その劣等感と意見を言うこと、その二つは分けないといけないなって思った。というかそれらは別物だと認識した。

でも正直そういう状況(他者が圧倒的に優れている)では、誰だって自分よりも相手が正しいと感じてしまうと思う。だけど、良い方向へと導ける意見を自分が実際にもってるなら伝えていくべきだなと思った。

そんなこんなで、イタリア君との共同作業(本当にいろんなこと話して楽しかった!)も終わり、グループ全体で最終的に集まろうとなった。私は結構、この集まり楽しみにしていた。なぜなら、英語にも自信がついてたし、政治に詳しい彼らと(全員男)ほんとは仲良くなってみたかったし、彼らとChat できるのは楽しいだろうなと感じたから。

それで、来る当日!私は見事にその日打ちのめされました。まずトピックが、大学生活とか私生活のことではなく、(もちろんプレゼンのことでもなく)現代の国際政治だった。(さすが)
アメリカとかならまだしも、バーハレン?コソボ?などなど、ついていけず、あまり会話に入れなかったし、なにより自分は本当に本当に無知だなって思い知った。

私が思うに、かれらの出身の国を考慮してみると、政治に詳しくなる、意見を持てちゃうんだろうなと感じた。政治情勢(特に近隣の国同士)が日本と比べたら、不安定で、また比較的建国新しい国(独立したのが最近だとか)で、自ずと興味を持ちやすいのかなって感じた。

帰り道、本当にショックな気持ちで帰った。英語も自信がついたし、彼等ともっと話せて仲良くなれる!と期待しすぎた。

でも、これを機に、何も知らない、というかなにしろ知らないと彼らと会話ができないのが嫌で、わたしも学ばないといけない!という気持ちになった。そこで新聞購読(笑)と、国際情勢(せめて日本の周囲、日本だけでも)のポッドキャストを聞くことを始めた。そこでもやっぱり、私は本当に何も知らないなと気付いた。

政治の内容とかでは、グループに貢献できないと再認識した私は、その後、グループにどのように貢献しようと考えた。そこで私ができることは、業務についての意見、日程の提示とか、チャットで誰かが発言したら全てにリプライする、業務を手伝う(スライド作成、音声入れる)だった。

グループディスカッションで全然話さないやつが、グループチャットでは話す、意見をまとめたりする、そして政治の話から業務の話題になった瞬間にいきなり話し出すという異様な光景を彼等は感じていたと思う。(笑)

そんなこんなで、難なくグループ活動は終了した。本当に良い機会だったと思う。

最近、私が学校の図書館に行く途中に、無視してもよいくらいのシチュエーションで、Misaki!ってグループのメンバー(イタリア君ではない)が挨拶してくれた時は、とても嬉しかった。もしかしたら、グループに貢献できたのかもしれないな~と思う。そんなに話してなかったメンバーだったから余計嬉しい。

いつか、今よりも英語に自信がついて、自分がもっと世界のことをしって、将来彼等といろんな話ができるといいなって切実に思う。(まあ来週の火曜日授業でまた会うんだけど)









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