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木下さんのポストを医療で考察してみる
木下勝寿さんの2024年7月15日のポスト
【仕事で本当に成功する人】
— 木下勝寿🔥東証プライム社長兼現役マーケッター (@kinoppirx78) July 15, 2024
まだ仕事をしたことがない学生の頃。
「仕事で成功する人」とは、
「起きた出来事に適切に判断して采配できる人」だと思っていた。…
【仕事で本当に成功する人】
まだ仕事をしたことがない学生の頃。
「仕事で成功する人」とは、
「起きた出来事に適切に判断して采配できる人」だと思っていた。
なぜなら、ドラマなどで見るサクセスストーリーの主人公は何かのトラブル処理や、チャンスをうまく捉えたりしたのをきっかけにのし上がっていっていくからだ。
しかし、実際に仕事をしはじめたら本当にサクセスする人はそんな人ではなかった。
「起きた出来事に適切に判断して采配する」は所詮、受動的な行為だ。
トラブルが起きた時、チャンスが降ってきた時に対応しているだけだ。
本当にサクセスしている人は
「自ら出来事を起こしていく」という能動的な人だ。
トラブルにうまく対応するのではなく、事前にトラブルが起きない仕組みを作る。
チャンスが来た時にうまく受け止めるのではなく、自らチャンスを作り出す動きをしている。
管理職でも同じである。
部下からの報告を受けてああだこうだ言ってるだけの人は、たとえいいアドバイス、いい采配ができたとしても所詮知れている。
部下には報告が上手い人と下手な人がいる。下手な部下の報告に従って判断すると間違う可能性がある。
だから、サクセスする管理職は、部署の業務を見直し、部下からの報告がなくても現状把握できる仕組みを作るのである。
起きた出来事にうまく対処するのではなく、自らが現状を変えて出来事を起こそう。 それが本当に成功する人だ。
さぁ、連休でしっかり養った英気で明日から「出来事」を起こしていこう!
何もせずに、後から怒る先輩いたなぁっていう感想
![](https://assets.st-note.com/img/1721090311057-QBb3u9yX0Q.jpg?width=1200)
真っ先にに思ったのはこれだった。
口腔外科新人だった私は、何をするにしても上司にお伺いを立てなければなかった。
それはそうだ。
上司としては新人に勝手なことをしては困る。
万が一事故でも起こされたら、責任を取る必要がある(実際は責任など教授や病院長にあることが後で判明した)
医療では事故が一番患者対応がめんどくさい。
給料は一切変わらないのにストレスだけが溜まっていくからだ。
もう一つ理由がある。
思い返せば「できない上司・先輩」はすべてこの思考だった。
評価が落ちる
この比率が大きければ大きいほど、できない上司だ。
実際自分ができないということに気付いているかもしれない。
立場を守るのに必死だし、できる部下に追い越されてはたまらない。
できない上司はこれまで作ってきた立場を脅かす人間を許さない。
実力がないので、なんとか年功序列を成立させたい。
こういう人は自分がしっかり管理しているんだという実績を作りたいのだ。
なので、あえて教授の前や大人数の前で叱ったりする。
そうすることで少し晴れる。
自分が上の立場だと再確認ができる。
他にも。
自分の執刀患者なのに、何かあってから病棟管理ができてないことを部下のせいにする。
ミスしたことだけを責め、患者対応はしない。
コメディカルにめちゃくちゃ厳しい。態度が横柄。
学生に偉そうに接する。
部下はなぜそこまで言われないといけないのかわからないので、かなり混乱する。
ここで一部の人間はかなり言い返すのだが、言い返さない人間を見つけるとその人を利用して何度も叱責を繰り返すようになる。
(もちろん何度言ってもわかってもらえない部下は多数存在するが。)
叱責される部下はいつからか怒られないために仕事をするので、仕事の基準がブレ始め、自分では考えないようになる。
なぜなら怒る上司の基準がわからないので、考えてもわからないからだ。
そして最後、できない上司の特徴
教授へこへこ
できる上司がやること
![](https://assets.st-note.com/img/1721090815294-BmfSZg5cBo.jpg?width=1200)
できる上司はトラブル時に何度も助けてくれた。
部下がどうたら、、、ではなく、患者を主体としていた。
部下のミスで多少本人に対して指導することはあっても、まずは患者にとって一番いい選択肢は何かを考える。
そしてできる上司が次にすることは
ミスしない環境の構築だ。
システムを改善する。個人の責任追及じゃなく、ミスを生む仕組みの欠陥を見つけて直す。チェックリスト導入とか、ダブルチェック体制とか、そういうのだ。
オープンに話せる雰囲気を作る。失敗を恐れずに報告できる環境。
できる上司はわからないことは部下にも聞いていた。
昔と違って今の時代は生きる辞書とかいうおじいちゃんみたいな人は存在しない、インターネットでどんな情報でも入る。
わからないことを素直にわからないと言える人はみな優れた人だった。
スタッフの教育にも力を入れる。定期的な研修とか、最新知識の共有の場とか。そういう場を作るのが得意だった。
マインドを徹底させることも上手だった。
人員配置も考える。各スタッフの得意不得意を把握して、適材適所で配置する。無理な負担をかけない。そうすりゃミスのリスクも減る。
技術も使う。人為的ミスを減らすツールを導入する。人為的なミスを減らすために積極的にツールを使用した。
定期的に振り返って改善する。チームみんなで業務の流れを見直す。常に「もっとマシにできないか?」って考えていた。
こうやって、本当にできる上司は、問題が起きた後の対応じゃなく、問題を防ぐ環境作りに力を入れる。受け身の管理をせずに慌てずに対処する。
結果、チームの仕事の質も上がるし、スタッフのやる気も上がる。
患者の安全も満足度も良くなる。
こんな環境作り、一朝一夕にはできない。
でも、コツコツ努力して改善していけば、少しずつ理想の職場に近づいていく。
できる人は上も下も関係ない。
軸がぶれない。
本当のリーダーは、自分から変化を起こして、より良い未来を作っていく。それが「仕事で本当に成功する人」の姿だと考える。
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