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自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本を読んでみた


仕事ですぐに怒鳴る、粘着質なイチャモンをつけてくる客に困ったことがあり、その人について分析するために読んでみました。

図がメインで非常に読みやすい


精神、心理学系の本ですが非常に読みやすいです。
基本的に説明は文字よりもイラストがメイン。文字が苦手な人でもスラスラ読めます。

特徴、病理、治療法が一通り網羅されている。

私が本書を読んだきっかけは「悪質なクレーマーの根底にある心理を読んで対応に役立てる」ところでしたので、特徴を知ることができたのは大きかったように思います。専門書程のボリュームは無いにしろ、ある程度の概観を掴むのには充分なように感じました。
既に対応の際に気を付けていた、「いかに相手の自尊心を満たしてあげるか。」ということが重要になることがわかったのは良かったの感じています。
顧客相手の仕事をする人が読むと「あぁ、こういう人いるよね。」と感じることが多いと思います。

備忘録
・根底にあるのは理想像(他人に羨まれたい。自分は特別だと感じたい)を叶えたいという心理。
・上記の為に思い通りにならないとバカにされたように感じる。→怒鳴る、威圧する等でマウントを取ろうとする。
・これは傷ついた自尊心を回復しようとしてる
・一説だが、中年〜高年層に多くみられるのは自分の衰えが顕在化してくるため。(見た目の衰え、思考の衰え…etc)

いかがでしたか。
専門家からすれば物足りないかもしれませんが、私のような素人からすれば必要十分な内容かと思います。
患者本人やそのケアに関わる人にとってはどうなんでしょうか。レビューを見る限りはおすすめのようですが、読んだことある方がいたら是非感想を聞かせてください。

ではでは、今回はこの辺りで。
今後ともよろしくお願いします🥺


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