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F1の無線が拾った「知らなかった」では済まされないNGワード


今日は雑談になります。
よければお付き合いいただければと思います。

近年のF1人気

自動車レースの最高峰、F1をご存知でしょうか?

私が子供のころは、地上波放送されていて、
今よりも馴染みがありましたが、

2012年から有料放送のみとなり、
日本では話題に上ることも少なくなりました。

しかし近年では、年々世界的にF1の人気が上昇しており、それは日本においても例外ではありません。

特に今年は話題に上ることが多く、 

なぜなら世界でたった20人しかいないF1ドライバーのうちの唯一の日本人ドライバー、角田裕毅選手の活躍が目覚ましいからに他なりません。

無線を通して伝わるリアルなやり取り

近年のF1人気の理由の一つに、ドライバー1人1人の個性やライバル関係があります。

その様相がありありと伝わるものの一つに、
運転中のドライバー1人1人につけられている
「無線」があります。

無線は本来、作戦や走りの感触などに関して、
ピットにいるチームスタッフとレース中リアルタイムでやり取りするためのものですが、

如何せん時速300kmを超えるF1マシンのレース中のやり取りともなると、ドライバーの本音感情
無線を通して爆発することが多々あるのです。

世界でも指折りのトップドライバーたちは例外なく皆負けん気が強く、

その勝ち気な性格が故に、感情が爆発してしまうことも珍しくなく、それがテレビを通して世界中に伝わってしまい、時に大きな問題を呼ぶことがあるのです。

日本人選手が発した、とある差別用語

つい先日開催されたオーストリアグランプリにおいても、無線が拾った角田選手の発言が少なからず問題になっています。

それはピットレーンを走行中に、横から急に割込みをしてきた中国人ドライバーに対して放った言葉、

『These guys are f〇〇〇ing retarded』

(気を悪くされた方、申し訳ありません)

この発言、Fワードはもちろん、実はその後の「retarded」の方に大きな問題がありました。

retarded、精神科ではMRと略して呼ばれるMental Retardation:精神遅滞、を指す言葉なのですが、
海外では差別的な意味も含んでいるそう。

(日本の)精神科界隈では、割と普段から使われているMRという言葉。国際的にはNGなようで、Intellectual Disabilityが一般的なよう。

この一言で、なんと約700万円!?の罰金を課せられた角田選手。

金額の大きさが、いかにこの発言が問題であるかを裏付けるものとなりました。

差別人権に関する発言は非常にsensitiveで、
今回の角田選手もそうですが、「知らなかった」では済まされない問題のようです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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