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大谷選手に学ぶセルフ精神療法

先日、ご結婚を発表された大谷翔平選手

自分自身のことをよく把握されていて、物事を達観されていて、それでいて周囲への優しさや気配りも欠かさない、まさに非の打ち所がないような方に思えます。

今回は僭越ながら、そんな大谷選手の特に気になった発言を2つ取り上げさせてもらい、個人的な感想を述べさせて頂きたいと思います。

「心が平穏なのが何よりも良いことかなと思うので、私生活はそうありたいなと思います。」

これは昨年末に某企業のCEOとの対談で、将来設計について尋ねられた際に大谷選手が答えた言葉です。

トップアスリートである大谷選手が「心の平穏」が何よりも良いこと、とおっしゃいました。体の傷と違って目に見えない心の問題は、一昔前までは軽視(ともすると偏見視)されがちでしたが、今や大谷選手と言えども意識してコントロールしている部分であるということが伺えました。

心の健康無くして体の健康はあり得ないしハイパフォーマンスも生み出せない(心身相関)、アスリートに限らず我々にも同じことが言えるかと思います。

もう一つ私が注目した二つ目の発言は、結婚発表後の囲み取材で、子供に関する質問をされた際に答えた言葉です。

「もちろんそうなればいいですけど、自分以外のことを言うと叶わないような気がするので、あまり言いたくないです。」

この発言も精神科医や心理士からするとたまらない発言です。子供という授かり物、自分の力だけではどうにもならないことに対して、

「あまり言いたくない」と、まさに自分のできることを把握し取り組んできた大谷選手らしい発言と思います。加えて、奥さまに対する優しさ・大切にされている、ということが言葉の端々から滲み出ています。

心の健康への意識と自分のやるべきことをやる(自分が変えられない部分との線引き)、私たちにも意識して取り組める部分だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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