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命がけの命。

カテーテル感染から敗血症になり、
眼が見えなく、耳は聞こえなく、骨はもろく、そして腎臓が失われた。
それだけじゃなく身体のあちこちに障害をもった。

それから、
わたしの人生は大きく変わった。
そして家族の人生も。

敗血症でICUに入った時、
わたしは命を落とすレベルだった。

でも、生きたい、生きたい、生きたい
と必死でもがいたら命が繋がった。

ICUを出て空が見えたとき、
生きたい、
やっぱり生きたいと思った。

ICUで頑張らなければたぶん繋がらなかった命。
たくさんの人がチカラをくれて繋がったいのち。

けど、
時々考える。

あのとき、
頑張ってよかったのだろうか。
と。
頑張らなかったら
わたしに起こった出来事は大きく取り上げてくれたかな?

二度と同じ問題が起こらずすんだかな?
って。

助かったけれど、
増えた障害、生きづらさ。

この先も進む障害。

治らない障害。

この障害をもっていきていく。

不安も大きい。

楽しいことがなくてもいい。
辛いこともなくなるのなら。

と思うことも。

医療事故でも交通事故でも、災害でも。
人の命が失われて事の大きさを知る。

人が命をかけたからこそ気付かされる。

それってどうなんだろう。

人の命が失われる前に守ることってできないのかな。

だから
自殺だって…

命をかけなければ向き合ってもらえない。

命をかけてでもわかってもらいたい。

そんな思いもあるのかな?

わからないけれど、

命を守る。

命が失われる前に
守られるといいのに。

命が失われなくても、
苦しんでいる人がいるのに。

病気に限らず人は苦しみをもっている。

人の苦しみ、
少しずつでも減らせないのかな。


#カテーテル感染 #腎臓移植後#敗血症#命#繋げたい命#守りたい命#特定疾患#車椅子

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