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何年か前にテレビを捨てた話

我が家は2〜3年前にテレビを捨てた。

私はもともとテレビはほとんど見なかった。
朝、出勤前の身支度の時にニュースや天気予報をちらっと見るくらいだった。
ちなみに夫は全くといっていいほど見ない人だった。

それなのに、かなり大きな黒いテレビが部屋に置いてあって圧迫感があった。
たしか、結婚した時に家電を買いに行って、そのテレビが安くなっていたからという理由で買ったと思う。
大きい画面のメリットは、映画を見るときと「桃太郎電鉄」をやるときくらいだった。

もともと見なかったのに、コロナ騒ぎがきっかけで全く見なくなった。
数分つけただけでも耳に入ってくる連日のコロナコロナコロナに心の底からうんざりして、テレビそのものから遠ざかるようになった。コンセントも引っこ抜いた。
テレビは全くの不要物になってしまい、邪魔だから捨てようということになった。
結局、近所の家電量販店で引き取ってもらった。

テレビがいなくなって部屋はスッキリして気分的にもスッキリした。
NHKの受信料は、破棄した時の書類を送付して手続きをし、払う必要がなくなった。

コロナの騒ぎからも距離を置くことができた。
もちろん、テレビを見ていてもネットのニュースを見ていても翻弄されず冷静に判断できる人はいる。
私の場合は、見るに耐えなかった。
非難するわけではないけど、「思いやりワクチン」とかちょっと意味がわからなかった。

意見は色々あると思うけど、私はコロナに関しては、中立的な立場の専門家の本を5、6冊読んで(大学生時代、生物学専攻だったので専門的な話もある程度は理解できた)、自分がどう行動するか判断した。
決してテレビはダメで本は良いと言っているわけではないが、テレビの情報はごくごく断片的なので、気をつけてみるべきだとは思っている。
本も同様で、結局1冊の本は1人の人間のフィルターを通して書かれたことなので、なるべく異なる意見の本を何冊も読み、判断するべきだと思っている。私もあくまでも事実をありのままに述べる中立的な立場だと感じた人の本を選んで読んでいたつもりだったので、私のフィルターも通っているし、他の人が見ればその著者は中立的だとは思わなかったかもしれない。
ただ、極端(だと私が感じた)な人たちの本は読まなかった。
ワクチンの話を例にとれば、ワクチン大絶賛絶対安全ですの人とか、ワクチン全否定の人とか。そういう人はたいてい自分の考えと反対の人を否定する傾向があるので、不快になるだけだ。

そんなこんなで、ワクチンも1回も打たずマスクも職場以外ではほとんどせずで、一時期は「変人」もしくは「危険人物」という目で見られていた気もするけど(笑)、最近はそんなことはなくなった(気がする)。

結局のところ、テレビがなくなっても全然困らなかった。
テレビを捨てるとともに、ネットのニュースからも距離を置いたので、ちょっと世間知らずにはなったけど。

そういう、なくなっても困らないものって身の回りにいくらでもある。
クローゼットの中、キッチン、収納家具の中、本棚、身の回りに溢れる情報。
むしろそういうものに囲まれて生きているといってもいいかもしれない。
そうやって不要なものに囲まれて、ものごとをわざわざ複雑にしている。
ここ何年も定期的に断捨離をしていて、そう感じた。
どんなものがどれだけ身の回りにあるか、部屋の散らかり具合は自分自身のバロメータでもある。
来年も定期的な断捨離を続けていきたい。

今日は大晦日。
断捨離の話を書こうと思っていたのに、いつの間にかコロナの話に。
今年最後にちょっと毒づいてしまいました。

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