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「まずは大きい病院でたくさん学びたい」って、どうして?〜就活するあなたに〜

こんにちは。田舎の作業療法士の難波です。

今日ものんびり話していきます。

今日は僕の仕事について話します。
僕は児童発達支援・放課後等デイサービスを行っている福祉事業所に勤めています。

あ、ちなみに、僕は大学を1年留年しています。
少し大学生活や作業療法士の道をなめていたんですね。
留年中の話はまた後日、赤裸々に話します。

大学の友達や先輩、後輩は卒業後、ほとんど病院に就職します。
企業に勤めるのは、けっこう稀です。
僕も栃木の自治医科大学附属病院にとてつもなく就職したいと思っていました。
僕の学びたい発達障害領域を深く深く学べる場所と素晴らしい先生に出会えたからでした。
実習にも行かせて頂き、約2ヶ月お世話になりました。その2ヶ月間は今も鮮明に蘇るほど、密で充実していて、かけがえのない時間でした。

しかし、その年は就職募集が出なく、諦めざるを得なくなりました。

「そこの病院でもっと学びたい」

そう思っていたので、就職は本当に焦りました。
僕の性格上、ここと決めたら曲げられないので、どんなに大学の掲示板やネット上で病院の募集があったとしても、納得できなく、2月の国家試験の間近に今の企業を選びました。

その企業の就職を決める前に僕が生まれた場所である地元の総合病院に就活に行きました。
友達や先輩、親にその病院に決めたと言いました。
将来や恋人との暮らしなどいろいろ考えた上での決断でした。

僕は面接練習で決めた理由をこのように表しました。

「まずは大きい病院で知識や技術をたくさん学びたい」


とてもいい事であり、無難な事だと思います。

しかし、ある先輩にこれを話した際に、こう言われました。

「どうして?どうして大きい病院だとたくさん学べるの?」

僕は、
「大勢の患者さんと関わる事ができ、最先端の知識や技術がそこにあると思ったからです。」と真面目に答えた。

「本当に?」「そうなら止めないよ。」

すぐには先輩の意図が理解できなかった。
その夜、もう一度深く考えた。

自分のやりたい事って、目指すところってどこだろう。」

確かに、そこはリハビリのスタッフもたくさんいるし、経験を積んだベテランの知識豊富な先生方がいらっしゃる。
でも、発達障害領域ではなかった。

考えを無理やりまとめてその病院の就職試験、面接を受けた。

自分の思っていることを正直に全部言った。
すると、面接官の一人が、

「君は、本当にこの病院に就職したいの?さっきから領域が違う話をしているけど。」

正直に言い過ぎてしまい、発達障害領域のことを深く話していたようだ。
もちろん不合格。

「やっぱり、発達の道に進みたい」


県外にも魅力的な病院や企業はあったが、大切な恋人、家族、友達との時間を大事にしたかったわがままな自分は、大好きな地元の企業に就職した。

就職して2年目になるが、働いて分かる事が沢山ある。
社会人は大変なことや子どもたちと関わる時間が素敵な時間であることなどなど。
今でもよく、実習地の病院でお世話になった尊敬する先生や大学で発達の奥深さ、面白さ、魅力を教えて頂いた大恩師と飲みに行き、お話をさせて頂く事がある。

その先生から紹介された研修や勉強会などにもほとんど毎回参加させて頂いたり、企業が推奨する研修会にもどんどん参加したりして、発達障害領域を学んでいる。

就職先が大きい小さい関係なく、自分が行動すれば学べるし成長できる


今、胸を張って言える。

「自分の選択に間違いは無い。これからも自分の意思を貫く。」

あ、三日坊主じゃ無くなった。やった〜。また今度〜。


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