浪人生になるにあたって

これから国立大学の入試が始まります。入試に向けて緊張されている方は多いのではないでしょうか。入試を受ける人には自分の力が最大限発揮されることを祈るばかりです。
 
入試を直前にして伝える内容ではないかもしれませんが、
今回は「浪人」をテーマにしたいと考えています。
 
受験というのは厳しい現実です。受かる人もいれば落ちる人もいます。
つまり、受験があるということはこの先、落ちて浪人生になる人も一定数いるということです。
 
自分は浪人生を経験したのですが、その現実をふまえて経験者として伝えていきたいと考えています。
 
 
結論からいうと、浪人はそんなに甘いものではありません。
ハッキリ言ってきついです。
 
自分含め浪人を経験したことのある人はほとんど全員きつかったと口にしています。
そのため、「落ちても一年浪人してまた挑戦すればいいや」と安易に考えている人は
すぐにその考えを捨ててほしいです。
 
なぜきついのか。
それは結果を出さなければいけない状況に追い込まれるからです。
 
浪人生はみんなよりも1年多く勉強しているため、高いレベルの大学に入るのは当たり前であるという前提のもと、合格という結果をつかまなければいけなくなります。
 
現役で高いレベルの大学に合格すれば、周囲のひとから称賛されることになりますが、
浪人して合格した場合はそれは当然であると認識されるものなのです。
 
結果は出して当たり前。そんな状況下で高いレベルの結果を求められるのは
想像以上にきついものがあります。それでも頑張っていく必要があるのが浪人生です。
 
 
 
 
また、勉強以外のことをしにくくなるため、精神的にきつくなります。
 
浪人とはあくまで勉強をするために設けられた期間です。
そのため勉強をすることが求められます。
 
反対に言えば勉強以外のことをしていると、
それで合格できるのかという負い目にさいなまれることになります。
遊んでいていいのかという自分への負い目。
同級生は専門学校や大学で勉強をしたり会社で働いている中で、
自分は遊んでていいのかという負い目に苦しむことになります。
 
正直、友達と楽しい会話をしている時間すらほとんどありません。
ひたすら勉強をしていく日々になります。
自分も毎日10時間以上勉強していました。
 
結果が求められる状況下でひたすら勉強だけをし続ける。
それが浪人というものです。
なので安易に浪人生になるという選択をしてほしくないと考えています。
 
 
浪人生になろうとしている人へ
そもそも大学へ行く必要はあるのですか?と問いたいです。
 
とりあえず大学には進学するものであって、今回は落ちてしまってのでまた一年浪人して大学に再挑戦しようと考えている人には立ち止まってほしいです。
 
大学には別にいかなくてもいいのではないですか。行かないと本当に人生は進んでいかないですか。大学に行かなくても自分のやりたいことができるのであれば迷わずそちらへいってほしいです。最速で自分のやりたいことを実現してください。
 
ただ自問した結果、それでも自分には行きたい大学があるのであれば、
浪人してでも行ったほうがいいとは思います。
 
 
 
 
生半可な気持ちで浪人生になるものではありません。
極力避けるべき選択肢であると思っています。
それでも浪人生になるのであれば本気で挑んでいただきたいと思います。

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