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インド雑記 〜占い大国インド〜

月1回ののんびりペースで記事を書いています。
今回はインドの占いについて。

インドの方の額に赤い印が施されているイメージがあります。
ヒンドゥー教の「祝福」の印である装飾なのだそう。
毎朝の祈りを行った印でもあるらしい。
男性の額にするのを「ティカ」、既婚女性の額にするのを「ビンディー」と区別して呼ぶようです。

私がインドへ行くきっかけもインドの占いでした。
占いにより受けた方が良いと言われた参拝を行うために南インドに行くことを決めたのです。
自分の中の閉塞感を打破したい一心で、難解なインドのビザ申請から旅行会社との旅程の交渉やらを経て、タミル・ナードゥ州を4日間旅したのです。
辛いカレーばかり食べることになって、絶対にお腹を壊すに違いない
と、出国前は覚悟を決めて正露丸などを準備したものですが、
結果はお腹を壊すこともなく、むしろタミル・ナードゥ州に滞在中は
すこぶる快調に過ごすことができました。
食べ物も、ミールスというカレー定食のようなものが美味しくてたまらなく、ほとんど飽きませんでした。
一度、日本から持ってきた梅お粥を食べて朝食とした日があったのですが、その時初めてホッとする気持ちに襲われて、アドレナリンが出まくっていた自分に気づき、クールダウンすることができました。

閑話休題

インドを旅する間、インドの日常には神様がずっといるのだなぁと感じました。
車には神様の絵が描かれていて、交通安全を祈願
寺院にはいつも参拝客
巡礼者が道を歩いていたり、聖者と呼ばれる修行僧がひょっこり出てきたり
日本も色々なところに神様がいらっしゃいますが、インドにも同じようにたくさんの神様があちらこちらに祀られていました。
お守りを携行する文化も日本と似ていると感じました。
しかし、日本を上回るなぁと感じたのは、何事も占いに頼る、というところです。
出産から死まで、人生のさまざまな分岐点で占いをするのだそうです。
政治さえも占いで決める、と同行ガイドが話していました。
本当に?と思うのですが、インドの方々の寺院での熱狂ぶりを目の当たりにすると、本当かも…と思わされます。
私だって、占いをきっかけに南インドを旅したのですから、インドの方々の風習をうんぬんできないのですが、占いが日常に溶け込んでいるんだなぁと感心しました。
一方で、占いで良くないと言われたからあなたとは取引できない、とかビジネス上で言われたりするのかしら…?と、インドの方々とコミュニケーションを取るのは合理性だけでは成り立たないこともありそうだ、とも感じさせられたのでした。

占い大国インド。
日本人も体験できるインドの占いがたくさんありますが、占いに依存しがちな方には向かないようです。
あくまで、参考程度。
私はひょんなことから占いをきっかけにインドを知ることができましたが、そのおかげでインドの方の精神面に触れることができました。
また機会があれば、占ってもらおうかな?
今は気分ではないけれど。。。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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