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仕事の仕分け

かずまです。

僕が個人事業主の時に意識していたことがあります。
年収1億円越えの人と接する機会がある時ものすごく増えて世界が広がったことがあるのですが計算してみたら年収1億円は時給に換算すると大体5万円でした。

【1時間で5万円以上の価値を生み出す人】と考えたときに

「自分の今の1時間はいったいいくらくらいの価値を世の中に出したのだろうか?」
と自問自答してみるとそんな価値は出せていませんでした。

ところが、仕事を振り返ってみると
「あぁ、あの瞬間の自分の行動や判断で数百万円、数千万円は儲かったな」と思うような機会もありました。

例えば
世界一暑い国(最低気温40度、最高気温72度)でダウンジャケットは売れるのか?という企画を意思決定した瞬間は、時間で言うとものの10分くらいでしたが、一生分のネタと、思い出と、さらにこの企画きっかけで仕事が2000万円ほど決まりました。
今振り返っても自分にとって非常に大きな価値ある意思決定だったなと思います。

一方で、ただ単に請求書を作っている時間や飛行機を予約している時間、仕事上必要なものをリストアップしている時間なんかは大した価値を世の中に何も生み出していないなと考えるようになりました。

年収1億円という世界に憧れて(未だ達成していませんが)時給5万円の仕事をしているか?と自分に問いた時に、見直せることがたくさんありました。

これ自分でやらなくても良くないか?
これそもそもやる必要なくないか?
これ別の方法で代替できないか?

そんな思考がどんどん進み、自分の仕事の生産性はみるみる上がっていきました。

僕はコーチング/コンサルティングをやっていたので
クライアントのビジネスの理解やミーティングの準備などには時間をかけていましたし、これは今でも時間をかけて準備した方がいいなと思います。
世の中に価値を生み出しているからです。

ところが、例えば請求書発行とか飛行機の予約なんていうものは世の中に価値を生み出していないし、クライアントの役に立っているか?というと役に立っているわけではありません。
ただ仕事を進める上で必要な手続きとして存在しているだけです。

クライアントの役に立つこと/自社の利益を上げること=仕事
クライアントの役に立つわけでもなければ自社の利益を上げるものでもないけれど仕事上やらなければいけないこと=作業

として、仕事と作業を自分の中で区別しました。
ちなみに仕事上必要でもないし、クライアントの役にも立たないし利益貢献もしないことは「無駄」と定義しています。

一度会社の業務を棚卸し
これは「仕事」なのか「作業」なのか「無駄」なのか仕分けしてみると色々な発見があって面白いです。

また、自分の仕事を時給換算してみると仕事のやり方や何に取り組めばいいのか?などの優先順位が変わったりしてこれもまた面白いです。


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