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雨だけど雨じゃない
こんにちは。こんばんは。
何故か休みの日に雨が降りがちな「雨男」、『よ。』です。
台風通過後に生まれたからでしょうか?
いろんなところで雨が絡みます。
しかしまぁ、なかなか梅雨入りしませんよね。
今日、明日は強い雨が降りそうですが、梅雨入りは週末まで持ち越しそうです。
さて、先週に引き続いて「雨」をテーマにお送りします、『四字熟語な月曜日』。このまま、季節にちなんだ言葉を取り入れていくのも一興か、なんて考えてますが・・・。
今日はですね、「雨」の字が使われているのに、意味が「雨」に関係ない(厳密には、言い換えされていて、別の意味になっている)四字熟語をご紹介。
では、いってみましょ~。
旱天慈雨 【かんてんじう】
①大いに困っているときに救われること。
②待望していたことが実現すること。
「旱天」は、日照りが続いて雨がふらないこと。「慈雨」は、恵みの雨を言います。
尭風舜雨 【ぎょうふうしゅんう】
太平の世。
「尭帝」や「舜帝」の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。
「尭帝」「舜帝」は、古代伝説上の聖天子。
櫛風沐雨 【しっぷうもくう】
非常に苦労することのたとえ。
風雨にさらされながらも、仕事に奔走することを言います。
硝煙弾雨 【しょうえんだんう】
戦闘が非常に激しいこと。
「硝煙」は、火薬の煙。「弾雨」は、銃弾が雨が降るように激しく撃ち込まれるさまを表します。
先週の記事でも、少し言及していますが。
「〇〇転じて、✕✕」となっているモノが多数あります。
意味も、四字熟語を見ただけでは想像できないものがチラホラ・・・。
「尭風舜雨」が、まさにそれ。
「尭帝」「舜帝」って誰?
伝説上の人物?
日本n・・・中国の?!
となります。
(伝説上の人物がもたらす恵みや恩沢を、風雨でたとえるとか)
さらに、「転じて」しまうので、さぁ大変。な訳です。
(転じた結果、「太平の世」。4文字になりました。)
ほかの四字熟語に関しては、漢字の意味が分かればなんとか四字熟語の意味までたどり着けそうな気がする・・・かな。
「旱天」は日照り。「慈雨」は恵みの雨。
『旱』が日照りと分かれば、なんとかたどりつけそうです。
「櫛風」は、風が髪をくしで整える。もしくは髪をすく様子。「沐雨」は雨が体を洗うこと。
『櫛(くし、くしけずる』が、髪を整える。髪をすく。という意味。
『沐』は、「沐浴(もくよく)」の「もく」。髪やからだを洗う。などの意味を持っています。
風雨にさらされている様子を表しているんですね。
ギリなんとか想像できそう。
「硝煙」は火薬の煙のこと。「弾雨」は雨のように降る銃弾。
火薬のにおいが立ち込める中、雨のように撃たれる銃弾。これは、想像できそうですよね。(物騒な意味ではないですよ)
ということで、「雨」が入っているのに、意味が「雨」じゃない四字熟語でした。
なかなか目にしない漢字があるかと思います。
漢字検定の勉強でしか見かけたことのない字も、実際にはありました。
こんな言葉があるんだなぁ、と思ってもらえれば幸いです。
「転じて」恐るべし。
では。また、別の記事で。
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