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【重要】当たり前で、忘れがちなこと_2024(R6).6.30

 人は、大事なことほど忘れやすく、悪いことほど覚えているという。
投資において、重要だと思うことを自戒の意味も込めて、記しておく。


1 将来のことは不確定

 投資番組で、解説者がアレコレ述べた後「投資は自己判断でお願いします。」と言う。
 なぜなら、解説者がアレコレ述べても、明日の株価が上がるか・下がるかでさえ、100%確実には、当てることはできないはずだから。長期ならいわんをや。
 たまにランダムウォーク仮説・カオス理論・ブラックスワン・不確定性原理なんて用語が出てくるけど、いわんとするのは、「将来のことは分からない」ということです。
 
なぜ将来のことが分からないか?簡単に言えば「世の中が複雑だから」。  
 それなのに、肩書のある人が、自信を持った発言・態度で、「これから株価は上がります」なんて言うと、信じてしまうもの。(肩書のある人も騙すつもりもないかもしれんが)

2 世の中に魔法は無い
「元本保証で年利20%の投資商品」は、あるだろうか?
オイシイ話はあるだろうか」と言い換えてもよいが、まず無いと言って良い。
 元本保証の商品は、例えば日本国債とか銀行預金は、日本政府が元本保証しているので、あると言える。(1のように厳密に言えば、日本政府が革命でなくなる可能性もゼロではないが、さすがに無視する。)
 でも、日本国債の超長期債でも2%行かない。そんな状況で、年利20%は、あり得ない。もし、なんらかの事業で年利20%を稼げたとしたら、大勢が参入し競争原理が働き利潤が低下するはずである。
 
フリーランチはない。タダのものはない。財サービスは誰かが負担している。
 年金が足りないとか、国に何かを求めても、国も魔法使いではない。年金の財源は誰かが負担している。

3 相談しても、大した成果は望めない
 
自分のことを一番知っているのは、自分だし、大切にしているのも自分だろう。大抵のことは、自分で出した答えが最適解のはずである。
 自分が一番の自分の専門家なのだ。
 それでも、相談するというのは、相当自分が混乱している時なのだ。
だから、専門家に相談しても解答は非常に常識的なもので、もしかすると自分ではすでに思いついていたものかもしれない。
 
 相談相手、専門家、コンサルに過剰な期待をしても、あまり成果はないのも当然のことなのです。
 


 

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