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英国料理教室

2024年3月31日
春の陽気に包まれた蒜山へ行ってきました。

中庭。左手奥に写るのが会場となったカフェ。
蒜山ハーブガーデン入口

砂古玉緒先生の英国料理教室に参加しました。
会場は蒜山ハーブガーデンハービル。今回で4回目の開催となるそう。

開催日は偶然にもイースター当日!イースターのモチーフである卵の飾りが映えます。
先生とご主人さんが飾りつけされていました。

先生の著書が販売されていました。
『イギリスの家庭料理』先生が賞をとられた本

席は自由、おひとりで参加される方もいましたが、おふたりで参加されている方が多かったです。

教室開始前、ハービルの方が桜シロップのソーダをご提供くださいました。

桜の花びら型のマシュマロ

ドリンクを飲み終わった頃合いで教室開始!
まずは先生からイースターについてのお話や、本日作るお料理の歴史などを伺いました。
イースターは旧暦に基づくため、イースター期間は毎年変わるそう。
今年は3月29日から4月1日までの4日間。春分の日から数えて最初の満月の次の日曜日がイースター(復活祭)となるそうです。

そしてまたまた偶然にも3月最終日、サマータイム開始日とも重なり、サマータイムについてもお話しくださいました。
サマータイム開始日は英国で放映されるニュースでも大々的に報じられるそうで。番組内ではなんと、公共交通機関に乗り遅れないように国民に注意を呼び掛けるそうです。
昔は何曜日であっても3月最終日がサマータイム開始日だったそうですが、国民の日常生活に支障をきたすため、サマータイム開始は「3月最終日曜日」となったとのこと。
そういう小話、大好きです。

そのほかには、英国王室の戴冠を祝う料理について。
英国では、戴冠式ごとにひとつのレシピが考案され、<国民全員がその料理を作り、食べ、戴冠を祝う>のが伝統とのこと。
チャールズ(エリザベス女王のことは「女王」と呼ぶけど、チャールズはチャールズって呼んじゃうわ笑と言われていました(笑))
そのチャールズ「王」の戴冠を祝う料理として考案されたのが「コロネーションキッシュ」。
そもそもキッシュはフランス料理なのですが……各コロネーション料理のレシピからは、時代背景が推察できるようです。楽しい。

お話の後は、先生が各料理のデモンストレーションを行われました。
テーブルの近くで先生の手さばきを見ながら必死でメモを取りました…!レシピにはないコツがたくさん!目の前で見られてよかった…!

先生が盛り付けされた出来立てのイートンメス
生クリームにはキルシュ(さくらんぼのお酒)を加えて

この教室では参加者が料理を作ることはありませんが、イートンメスは出来立てが一番!ということで各自盛り付けをしました。


自分で盛り付けたイートンメス


しっかりmess(砕く)していただきました。左隣はベイクウェルプディング。焼きたてです。


今回デモンストレーションを拝見したのは、先ほどの「イートンメス」「コロネーションキッシュ」(右)「バリーシムネル」(左奥)。
「ラベンダーショートブレッド」(左手前)とベイクウェルプディングは、恐らく先生がご好意で作ってくださったものです…!嬉しいサプライズ。
食べきれなかった物は持ち帰れるようにご準備くださっており、至れり尽くせりでした。

お土産にスコーンもいただき、目も耳も身体も心も満たされた一日でした。

お土産のスコーン。大好きな「田舎の大きなスコーン」

「蒜山ジャージーの魅力再発見」がテーマの本企画。次回を心待ちにしています…!

ハービルへ訪れるのは今回が2回目。前回は夏の陽気が和らいだ秋でしたが、初春の空気に満ちたお庭も心地よかったです。
また、ラベンダーの時季に訪れてみたいものです。

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