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【大学生と考える】不便をデザインすること〜地域活性化とは何か〜

「不便益」

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

 私は現在、福岡に住んでいるのですが先日思わぬ学びを得ることができました。

 1月25日から31日の一週間、鹿児島県阿久根市へワーケーションプログラムという取り組みに参加したときのある一コマがとても印象に残りました。

 このワーケーションプログラムについての詳細はここでは言いませんが、、大変充実した日々でした!(また書く機会があれば書きます。

阿久根市駅構内

 そのでは宿泊場所として、民宿ハヤセという一棟貸しの宿で寝泊まりしオーナーさんである「早瀬さん」と仲良くなることができました。早瀬さんは漁師で朝早くから海に出て魚をとって自給自足のような生活をしていました。そこでとった魚を阿久根市にある唯一の鮮魚店のお母さんに渡していて、その光景を見た私は対価としてお金をもらうのかなと考えていました。

しかし、お金ではなくお母さんがつくったご飯を早瀬さんに渡しぶつぶつ交換をしていたのです。そこでコミュニティが生まれていることを知りました。

 私たちは福岡から地域おこしや活性化をうたって、一般的に便利であろう技術を良かれと思って導入することを考え現場のことを何も知らないことを知りました。その行為はコミュニティをつぶしかねないと実感しました。

そこでは、早瀬さんと鮮魚店のお母さんとの間に目には見えない繋がりがあったのです。便利にするということが必ずしも役に立つことではないと考えるきっかけになりました。

まさに、「無知の知」ですね。何も知らないことを知った、これはアリストテレスの言葉です。

あ、ちなみに私アリストテレスが好きなんです。(ダレ得情報、、、

そんなこんなで、不便さがもたらす利益というものを発見することができた私はまた一歩前進したのだなあと自画自賛しています。

今日はこんな不便益というお話でした。

ありがとうございました!

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