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高校生直木賞というものを知って

高校生直木賞というものがあるのをご存知ですか?

全国の高校生たちが集まって議論を戦わせ、直近一年間の直木賞の候補作から「今年の1作」を選ぶ試みです!
高校生直木賞のHPより

フランスの「高校生ゴングール賞」の日本版を目指して2014年から開催されています。

先日、散歩をしている時にたまたまSpotifyで聴いて知った高校生直木賞。
とても面白い試みだと思いました。

何が面白いかというと、『一位を決める基準は自分たちで決める』
というところ。

ものの価値を決めるのは、本人たちで、
「こういう選考方法でこういう作品を選んでね」というものではないということ。

そもそもものの価値とは人が決めるものではないですよね。
大人が決めるものではもちろんない。

ちなみにこれまでの受賞作は(以下、敬称略)
第1回 巨鯨の海 伊藤潤
第2回 宇喜多の捨て嫁 木下昌輝
第3回 ナイルパーチの女子会 柚木麻子
第4回 また、桜の国で 須賀しのぶ
第5回 くちなし 彩瀬まる
第6回 熱帯 森見登美彦
第7回 渦 妹背山婦女庭訓魂結び 大島真寿美
第8回 雲を紡ぐ 伊吹有喜
        オルタネート 加藤シゲアキ

大変です。一つも読んだことがない(笑)

現代の高校生がどのような本を読んで感銘を受けているのか?
知るために読んでみるのも良いかもしれないですね。

このような試みが自分の学生時代にもあったら良かったなと思います。新しい、今まで読んだことのないような本に触れられるだろうし、人はどんなことを考えながら本を読んだんだろう?と考えることが出来るから。

活字を読む人が減っている今だからこそ、素晴らしい試みだと思いました。

ぜひ、未就学児直木賞とかもやってもらいたいと思った朝。

本日も楽しい1日を。


**スキしてもらえると、今日の読書がはかどります**

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