見出し画像

リストラ勧告から得たものは

子どもが生まれてだいぶ経ってから、何十年かぶりに朝ドラを観始めました。
現在放映されている「舞いあがれ!」も録画して楽しく観ています。

その舞いあがれ!で今週(というか今日)リストラを打診するシーンがありました。

そこで、思い出した私のリストラ話。
行ってみましょう!

以前所属していた会社は、社員20名ほどの小さくて居心地の良い会社でした。嫌いな人はいるけれど、仲良しの社員さんもいて、
上司も良い人。給与も悪くなくとても良い会社。

しかし、不景気の波にのまれたり、作っていた機械が今後先細りであることが目に見えていたりで、新しい商品開発をしようと試みるもののうまくいかず、縮小を余儀なくされました。

ある日、若手社員が次々と社長室に呼ばれて行きます。
しばらくしてから、私も呼び出しを受けました。

「大変申し訳ないけれども、業績が悪く将来が見込めないためリストラしないと会社がもちません。端的に言いますが、会社を辞めてもらえますか」
と言われました。

なんとなく、私より先に会議室へ入った先輩から、
そんな雰囲気を感じ取っていたので、あぁ、そっか。
という気持ちでしたが、さすがにちょっとドキドキしたのは否めません。

あの時の自分の心臓の音をまだ覚えています。
(そりゃ、今も同じ心臓の音だからな)

若手はすべからく退職勧告を受けたのですが、幾人かは辞めたくないと
頑張る人もいました。

しかし、給与は下がるし退職勧告を受け入れれば、臨時ボーナスも出す。
と言われた私は、むしろ喜んで?退職の選択をしました。

経理部の私の上司(取締役)が頑張ってくれて、
臨時ボーナスをいただいた私たち若手(と言っても30代!)が
あほみたいに旅に出たことは想像に難くないと思います。

私は仲良しの先輩と、ハワイ。ディズニーワールド(フロリダ)。と
ほぼ日本にいないというセレブ1か月を過ごし、
リストラでサマーバージョン♪と最大級に楽しい時間を過ごしました。

その後、しっかり転職活動して次の職は見つけましたよ!
サマーバケーションとはきっちり線を引きました!

人生って何が起こるか分からない。
むしろ、30代前半でリストラを言い渡された私はラッキーでした。
次の職もすぐ決まりましたし。

何が自分にとって得か?損か?は、やってみないと分からないですよね。

だから、どんな出来事も楽しまないと損だよなぁ。
と思った。のが私がリストラ勧告をされて得た気持ち。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?